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イニエスタ氏が東京で引退試合 4万5000人の前でキャリアに別れ

AFPBB News 2024年12月16日 10時42分

【AFP=時事】スペインサッカーのレジェンドであるアンドレス・イニエスタ氏(40)が15日、東京・味の素スタジアムでFCバルセロナとレアル・マドリードの元選手たちを集めたエキシビションマッチを行い、現役生活に別れを告げた。

イニエスタ氏は、2度の欧州選手権と2010年のW杯南アフリカ大会を制したキャリアを経て、10月に引退を発表。この日は4万5000人以上のファンの前で、バルセロナでの16年間で9回のリーグ優勝と4回の欧州チャンピオンズリーグ制覇をもたらしたスキルを披露した。

最後はレアル・マドリード守備陣のオウンゴールを誘発するクロスを送り、バルセロナを2-1の勝利に導く活躍を見せた。

2018年にバルセロナを退団した後、Jリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸で5年間プレーしたイニエスタ氏は、「日本のファンにとって素晴らしい試合だったと思う」と語り、「もし満足して帰宅してもらえたなら、とてもうれしい」と話した。

イニエスタ氏は中盤で盟友シャビ・エルナンデス氏と共にプレーし、チームでは他にリバウド氏、ラファエル・マルケス氏、ハビエル・サビオラ氏らもメンバーに名を連ねた。レアルではロベルト・カルロス氏、ファビオ・カンナバーロ氏、イケル・カシージャス氏らがプレーした。

イニエスタ氏は、バルセロナとスペインを新たな高みに導いたシャビ氏と再びプレーできて「とても楽しかった」と語り、「もちろん、お互いに以前と同じレベルではなかったが、きょうの試合ではかつての連携が多く蘇った」と振り返った。

イニエスタ氏はバルセロナの名高い下部組織「ラ・マシア」を経て18歳でトップチームデビューを果たすと、674試合に出場し、チームで合計32のトロフィーを獲得した。その後にヴィッセル神戸に移籍し、最後のシーズンはアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・クラブでプレーした。

今後については、サッカーに関わり続けたいと述べ、「コーチングライセンスを取得しようと考えている。自分のキャリアがどこに向かうのか楽しみだ」とコメントした。

【翻訳編集】AFPBB News

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