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イスラエル、在アイルランド大使館閉鎖へ ガザめぐり関係悪化

AFPBB News 2024年12月16日 12時30分

【AFP=時事】イスラエル外務省は15日、アイルランドが「極端な反イスラエル政策」を取っているとして、在ダブリンのイスラエル大使館を閉鎖すると発表した。

アイルランドは5月、パレスチナを国家として承認。今月には、イスラエルがガザ地区で「ジェノサイド(集団殺害)」を行っているとして南アフリカが国際司法裁判所(ICJ)に起こした訴訟を支持する姿勢を打ち出した。こうした一連の動きを受け、アイルランドとイスラエルの外交関係は悪化している。

イスラエル外務省は声明で、「アイルランド政府の極端な反イスラエル政策を考慮し、ダブリンのイスラエル大使館を閉鎖する決定を下した」と発表。

ギデオン・サール外相は「イスラエルに対するアイルランドの行動と反ユダヤ的な言説は、ユダヤ国家の非合法化と悪魔化、二重基準に根差している」と非難。「アイルランドはイスラエルとの関係において一線を越えた」と主張した。

これに対し、アイルランドのサイモン・ハリス首相は15日、イスラエルの決定を「極めて遺憾」とした上で、「アイルランドが反イスラエルであるという主張を完全に拒絶する。アイルランドは平和、人権、国際法を支持する」とX(旧ツイッター)に投稿した。

【翻訳編集】AFPBB News

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