【AFP=時事】オランダの首都アムステルダムの世界的に有名な運河沿いの建物群の屋根に、太陽光パネルを設置する計画が近く許可される予定だが、地元の遺産保護団体は、景観を損なうことになると懸念している。
16~18世紀に建てられた運河沿いの高く細長い歴史的な建物は断熱性が低く、エネルギー効率が良くない。
ソーラーパネルは、通りから見えない限り、保存建造物の屋根に設置することがすでに許可されている。しかし、アムステルダム議会は、建物をより持続可能なものにするため、規制をさらに緩和しようとしている。
2025年からは、「保護地域のすべての記念施設や建物の屋根にソーラーパネルを目に見える形で設置する」ことが許可される。
これに対し、遺産保護活動家のカレル・ルーフさんは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている環状運河地区「グラクテンゴルデル」でAFPの取材に応じ、「持続可能性が非常に重要なのは当然だ」としながら、「ソーラーパネルは非常に醜く、運河から見える屋根には設置すべきでない」と話す。
ルーフさんは、「今見えている、18世紀にさかのぼる美しい切妻の景観を損なうことになるのは明らかだ」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News
16~18世紀に建てられた運河沿いの高く細長い歴史的な建物は断熱性が低く、エネルギー効率が良くない。
ソーラーパネルは、通りから見えない限り、保存建造物の屋根に設置することがすでに許可されている。しかし、アムステルダム議会は、建物をより持続可能なものにするため、規制をさらに緩和しようとしている。
2025年からは、「保護地域のすべての記念施設や建物の屋根にソーラーパネルを目に見える形で設置する」ことが許可される。
これに対し、遺産保護活動家のカレル・ルーフさんは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている環状運河地区「グラクテンゴルデル」でAFPの取材に応じ、「持続可能性が非常に重要なのは当然だ」としながら、「ソーラーパネルは非常に醜く、運河から見える屋根には設置すべきでない」と話す。
ルーフさんは、「今見えている、18世紀にさかのぼる美しい切妻の景観を損なうことになるのは明らかだ」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News