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児童性的虐待疑惑のユダヤ教団体から未成年者160人救出 グアテマラ

AFPBB News 2024年12月21日 12時43分

【AFP=時事】中米グアテマラの当局は20日、超正統派ユダヤ教の教団が共同生活を送っている農場から未成年者160人を救出したと発表した。当局は、児童性的虐待の疑いで同教団への捜査を続けていた。

首都グアテマラ市南西のサンタロサ県オラトリオにある農場への強制捜査を受け、フランシスコ・ヒメネス内相は救出された未成年者について「レブ・タホール教団のメンバーによる虐待を受けていた疑いがある」とSNSに投稿した。

担当検事は記者会見で、「妊娠の強制、未成年者への虐待、レイプが行われていた疑いがあるため、強制捜査を実施した」と説明した。

レブ・タホール教団の信者は、2013年にグアテマラに移住。超正統派ユダヤ教を実践し、女性は頭からつま先までを黒いチュニックで覆っている。

当局が以前、未成年者の状況を確認しようとした際には、信者らに農場への立ち入りを妨げられていた。

教団側は、宗教的な迫害だとして当局を非難している。

当局は、教団のコミュニティーはグアテマラ、米国、カナダなどを出身とする約50家族で構成されていると推定している。

【翻訳編集】AFPBB News

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