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インドネシア・スマトラ沖地震から20年 各地で追悼式

AFPBB News 2024年12月26日 15時48分

【AFP=時事】インドネシア・スマトラ沖地震とインド洋大津波の発生から26日で20年となった。大きな被害を受けたインド洋周辺の国々で、追悼式が始まった。

地震は2004年12月26日、インドネシアの西端沖で発生した。マグニチュード(M)9.1の巨大地震で、それに伴って発生した大津波は、インドネシアからソマリアまで14か国を襲い、計22万人が犠牲となった。

震災から20年となったインドネシア・アチェ州のモスクでは、地震発生時刻にサイレンが3分間鳴らされ、スリランカ、インド、タイなど津波で被災した国々で追悼式が始まった。

モスクを訪れていた教師(54)は、「まるで終末の日のようだった」と述べ、「日曜朝、家族全員が一緒に笑っていたところに突然災害が襲い、すべてが消えた。言葉では表現できない」と当時を振り返った。

インドネシアは最も被害の規模が大きく、16万人以上が命を落とした。そのうち10万人がアチェ州での被害だった。

タイでは5000人以上の犠牲者が出た。そのうちの半数が外国人観光客だった。同国で最も被害が大きかったバンナムケム村では早朝から追悼行事が執り行われた。

涙を流す遺族たちは犠牲者の名前が刻まれたプレートが掲げられた、波の形をした壁に花やリースをささげた。

スリランカでは、3万5000人以上の犠牲者が出た。そのうちの約1000人は、津波により起きた旅客列車の脱線事故で命を落とした。コロンボから約90キロ南方の事故現場でも追悼式が執り行われた。

【翻訳編集】AFPBB News

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