【AFP=時事】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は30日、イスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤのカマル・アドワン病院の院長で、28日にイスラエル軍に拘束されたホッサム・アブ・サフィエ氏の即時解放を求めた。
テドロス氏はX(旧ツイッター)への投稿で「ガザの病院は再び戦場となり、医療システムは深刻な脅威にさらされている」と危惧。「ガザ北部のカマル・アドワン病院は(イスラエル軍の)襲撃を受け患者とスタッフが避難を余儀なくされた上、院長が拘束され、機能停止状態にある。院長の行方は不明だ。即時解放を求める」と述べた。
イスラエル軍は27~28日、ガザ北部に唯一残っていた主要病院である同病院を襲撃。院長はその際、拘束された。
同軍は29日、これをガザにおける「最大規模の作戦の一つ」と称し、パレスチナの武装勢力約20人を殺害、「240人のテロリスト」を拘束したと明かした。
同軍はまた、イスラム組織ハマスの戦闘員の疑いがあるとしてアブ・サフィエ院長を拘束したと発表。院長が尋問のためイスラエル領内に移送されたかについては明らかにしていない。
一方、テドロス氏によると、カマル・アドワン病院の重症患者は同じガザ北部ベイトラヒヤにあるインドネシア病院へ移送されたが、この病院も機能しておらず、WHOが医療物資などの支援供給を行うとともに、患者10人をガザ最大のシファ病院へ移送した。
【翻訳編集】AFPBB News
テドロス氏はX(旧ツイッター)への投稿で「ガザの病院は再び戦場となり、医療システムは深刻な脅威にさらされている」と危惧。「ガザ北部のカマル・アドワン病院は(イスラエル軍の)襲撃を受け患者とスタッフが避難を余儀なくされた上、院長が拘束され、機能停止状態にある。院長の行方は不明だ。即時解放を求める」と述べた。
イスラエル軍は27~28日、ガザ北部に唯一残っていた主要病院である同病院を襲撃。院長はその際、拘束された。
同軍は29日、これをガザにおける「最大規模の作戦の一つ」と称し、パレスチナの武装勢力約20人を殺害、「240人のテロリスト」を拘束したと明かした。
同軍はまた、イスラム組織ハマスの戦闘員の疑いがあるとしてアブ・サフィエ院長を拘束したと発表。院長が尋問のためイスラエル領内に移送されたかについては明らかにしていない。
一方、テドロス氏によると、カマル・アドワン病院の重症患者は同じガザ北部ベイトラヒヤにあるインドネシア病院へ移送されたが、この病院も機能しておらず、WHOが医療物資などの支援供給を行うとともに、患者10人をガザ最大のシファ病院へ移送した。
【翻訳編集】AFPBB News