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トランプ氏、ニューオーリンズ車突っ込み事件で的外れな批判

AFPBB News 2025年1月3日 8時31分

【AFP=時事】ドナルド・トランプ次期米大統領は2日、ニューオーリンズで1日に車が群衆に突っ込み15人が死亡した事件について、容疑者は米国籍の退役軍人だと特定されているにもかかわらず、ジョー・バイデン政権の国境政策と結びつけた。

トランプ氏は事件の数時間後、選挙戦中に「入国してくる犯罪者は国内の犯罪者よりはるかに悪い」と言っていたことが立証されたと主張した。

米連邦捜査局(FBI)は、車で突っ込んだのはテキサス州出身のシャムスード・ディン・ジャバール容疑者(42)で、陸軍の退役軍人と特定。ITの専門家として従軍し、現在はヒューストンで不動産業者として働いていたとみられている。

バイデン氏は事件を「卑劣」と呼び、ジャバール容疑者が事件の数時間前にイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に感化されたことを示す動画を投稿していたと明らかにした。

トランプ氏は2日未明、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、弱いリーダーシップと「開かれた国境」によって米国は「笑いもの」にされていると主張。

「司法省、FBI、民主党の州、地方検事は職務を果たしていない」「彼らは無能で腐敗している。起きている時間すべてを政敵である私への攻撃に費やし、政府や米国そのもののあらゆる側面に浸透している内外の暴力的なクズから米国民を守ることに集中していない」と続けた。

【翻訳編集】AFPBB News

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