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裸で監禁26人 南ア警察がエチオピア人救出

AFPBB News 2025年1月10日 18時52分

【AFP=時事】南アフリカ・ヨハネスブルク郊外の住宅で、裸で監禁されていたエチオピア国籍の不法滞在者26人が救出された。10日の現地警察発表によると、人身売買の疑いがある。


警察の重大犯罪捜査班によると、警官隊は9日夜、ヨハネスブルク北部サンドリンガム地区にあるこの家屋に突入した。それ以前に最大30人の男性が壊れた窓から逃げ出し、周辺に隠れている可能性がある。


この家屋の窓が割れ、防犯格子が壊されていたため、住居侵入を疑った近隣住民が通報し、警察が駆けつけたところ、エチオピア国籍とみられる「15人が裸で監禁されているのを発見した」という。さらに、逃げようとして負傷したとみられる男性11人が病院へ搬送された。


警察は別のエチオピア人3人を、人身売買および銃の不法所持容疑で逮捕した。


監禁されていた男性らの身元や年齢、監禁されていた期間や目的などの詳細はまだ明らかになっていない。


アフリカ大陸で工業化が最も進んでいる南アフリカへは、マラウイ、レソト、ジンバブエなど他のアフリカ諸国から多くの不法移民が流入している。


警察は昨年8月、同じ地区にある住宅で、滞在資格を持たないエチオピア人80人以上が非人道的、非衛生的な条件下で監禁されていたのを発見した。

【翻訳編集】AFPBB News

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