WSでベッツ妨害のファン2人、MLBが全球場で無期限出入り禁止

【AFP＝時事】米大リーグ（MLB）のワールドシリーズで、ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツ外野手をつかんで守備妨害をした観客2人が、MLBの全ての球場および施設で無期限出入り禁止処分となった。

MLBが10日にニューヨーク・ヤンキースの男性ファン2人に宛てた公開書簡では、問題行為に対する処罰の詳細が記されていた。

昨年10月にヤンキースタジアムで行われたワールドシリーズ第4戦の初回、ベッツがヤンキースのグレイバー・トーレスの邪飛をつかもうとファウルエリアのフェンス際で飛び上がった瞬間、ファンの1人がベッツの右手をつかみ、もう1人がグローブからボールを引き抜いた。審判はこのプレーでファンの守備妨害をコールし、トーレスをアウトとした。

MLBは書簡で、「2024年10月29日、ヤンキースタジアムで行われたワールドシリーズ第4戦において、あなたたちは意図的かつ強引に選手をつかんでプレーを妨害した。あなたたちの行動は選手の健康と安全に重大なリスクをもたらし、許容されるファンの行動を大きく逸脱した」と指摘した。

さらには、「これらの行動に基づき、MLBはあなたたちをMLBの球場、オフィス、その他の施設の全てで無期限の出入り禁止とする。また、MLBの主催、および関連する全てのイベントへの参加も無期限に禁止する」との処分を下した。

【翻訳編集】AFPBB News