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NFLとリーグ4球団、米LA山火事で計8億円寄付へ

AFPBB News 2025年1月11日 15時14分

【AFP=時事】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)とリーグ4球団は10日、大規模な山火事が起きているカリフォルニア州ロサンゼルスへの支援金として、合計500万ドル(約7億9000万円)を寄付すると発表した。この火災では少なくとも10人が死亡し、同州南部の住宅数千棟が焼失する壊滅的な被害が出ている。

NFLは声明で、ロサンゼルス・チャージャーズとロサンゼルス・ラムズが、それぞれ今プレーオフのワイルドカードゲームで対戦するミネソタ・バイキングスとヒューストン・テキサンズとともに100万ドル(約1億5800万円)ずつ、さらにリーグの慈善部門であるNFL財団も同額を寄付すると発表した。

支援先は、ロサンゼルス市とロサンゼルス郡の初動対応者を支援するロサンゼルス市消防局(LAFD)の財団、および被災者へのサービスを提供する米国赤十字社などとなっている。

ラムズの本拠地SoFiスタジアムで12日に行われる予定だったバイキングス戦は、「公共の安全のため」として、開催地をアリゾナ州に変更することが先日発表されている。チャージャーズは11日にテキサンズとのアウェーゲームに臨む。

前日には米プロバスケットボール協会(NBA)が、9日に予定されていたロサンゼルス・レイカーズ対シャーロット・ホーネッツの試合を延期した。現在も複数の場所で火災が続いており、レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズは、11日に予定されていたホームゲームの延期が決まった。

10日は練習施設でトレーニングを行ったレイカーズでは、チームを率いるJ.J.レディック・ヘッドコーチ(HC)の自宅が、2万エーカー以上を焼き尽くしているパシフィックパリセーズでの火災で焼失したことが分かった。

レディックHCは動揺した様子で、「こんなに泣いたり叫んだりしたのは、何年ぶりか分からない」「完全に壊滅し、破壊された。このようなことに備えられるとは思えない。自分たちの家はなくなった」と報道陣に語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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