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ラドゥカヌ、ドーピング違反恐れ虫刺されの治療拒否

AFPBB News 2025年1月11日 16時29分

【AFP=時事】全米オープンテニスの元女王エマ・ラドゥカヌ(英国)は、選手たちの間で汚染物質の摂取によるドーピング違反への警戒感が増していることから、全豪オープンの開幕を直前に控える中で虫刺されの治療を避けたと明かした。

テニス界では現在、女子のイガ・シフィオンテク(ポーランド)や男子のヤニック・シナー(イタリア)ら強豪選手のドーピング問題が話題となっている。

全豪オープン初戦で大会第26シードのエカテリーナ・アレクサンドロワと対戦する厳しいドローとなったラドゥカヌは、「自分たち全員が、取り入れる物や使う物にとても敏感になっている」と話し、10日に起きたことを振り返りながら、「何かわからないけど、アリや蚊か何かにひどく刺された。アレルギーだと思う」と語った。

刺された部分がひどく腫れ上がり、誰かが自然の抗菌スプレーで患部を和らげようとしたものの、「でも使いたくなかった。スプレーするのはいやだった。リスクを冒したくなかったから、とにかく我慢しようと思った」という。

ラドゥカヌは過って汚染物質を摂取する危険性について「明白な心配事」だとし、「自分たちは皆同じ立場にいる。コントロールできるものを最大限にどう管理するかだと思う」「もしコントロールできないことが起きたとき、それを証明しようとするのは少しばかり難しい」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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