【AFP=時事】石破茂首相は11日、訪問先のインドネシアでプラボウォ・スビアント大統領と会談し、高速警備艇2隻を供与すると表明した。東シナ海での領土問題をめぐり対立する中国を念頭に、海洋安全保障での協力強化を目指す。
共同声明によると、両国は防衛装備品の技術協力を含む海洋安全保障に関する実務者協議の開始で合意。日本がインドネシアに対して初めて、「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を通じて高速警備艇を供与することでも一致した。
石破氏は両国が地熱発電や水素、アンモニア、バイオ燃料などの脱炭素エネルギー分野で協力することでも合意したと述べた。
石破氏はインドネシア訪問前、マレーシアでアンワル・イブラヒム首相と会談し、東南アジアとの関係強化は日本の「最優先の課題の一つ」だと語った。
歴訪を終えた石破氏は、マレーシア、インドネシア両国の著しい発展を実感し、日本とその主要同盟国である米国が東南アジア諸国に一段と関与していく必要があるとの見解を再確認したと述べた。
その上で、「日米両国がこの地域の平和と安定のために共に手を携えて努力をしていくことが、インド太平洋地域の平和と安定、あるいは全世界の平和と安定に大きく寄与するということについて(次期米大統領のドナルド・)トランプ氏と認識の一致を見たい」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News
共同声明によると、両国は防衛装備品の技術協力を含む海洋安全保障に関する実務者協議の開始で合意。日本がインドネシアに対して初めて、「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を通じて高速警備艇を供与することでも一致した。
石破氏は両国が地熱発電や水素、アンモニア、バイオ燃料などの脱炭素エネルギー分野で協力することでも合意したと述べた。
石破氏はインドネシア訪問前、マレーシアでアンワル・イブラヒム首相と会談し、東南アジアとの関係強化は日本の「最優先の課題の一つ」だと語った。
歴訪を終えた石破氏は、マレーシア、インドネシア両国の著しい発展を実感し、日本とその主要同盟国である米国が東南アジア諸国に一段と関与していく必要があるとの見解を再確認したと述べた。
その上で、「日米両国がこの地域の平和と安定のために共に手を携えて努力をしていくことが、インド太平洋地域の平和と安定、あるいは全世界の平和と安定に大きく寄与するということについて(次期米大統領のドナルド・)トランプ氏と認識の一致を見たい」と語った。
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