ハビブがレバノン勢初のグランドスラム白星 全豪OP

【AFP＝時事】全豪オープンテニスは12日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング219位のハディ・ハビブがブ・ユンチャオケテ（中国）を7-6（7-4）、6-4、7-6（8-6）で下し、レバノン勢として四大大会（グランドスラム）初白星を挙げた。

今大会は予選から勝ち上がり、グランドスラムの本戦入りもレバノン勢としては男女通じて史上初めてだった。

試合後には国旗をまとってファンにサインを書いたハビブは「自分のためだけでなく、レバノンとレバノンのテニスのためにこの勝利を手にすることができ、本当に信じられない気分」と喜んだ。

26歳のハビブはレバノン人の父のもと米国で生まれ、6歳からの数年間をレバノンで過ごした。15歳で国別対抗戦デビスカップに初出場して以来レバノンを代表し、昨年のパリ五輪にも参加した。

「特に私たちが国として経験してきたことを考えると、本当に大きな勝利だ。戦争で大変な時期を過ごしている中で、何かポジティブなものをもたらすことができると思う」と続け、この日の勝利は「キャリアの中で最大の成果だ」と認めた。

2回戦では第14シードのウゴ・アンベール（フランス）と対戦する。

【翻訳編集】AFPBB News