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英環境団体、今度はダーウィンの墓に落書き「1.5度は死んだ」

AFPBB News 2025年1月14日 9時14分

【AFP=時事】英環境団体「ジャスト・ストップ・オイル(JSO)」の支持者2人が、19世紀の生物学者・進化論者チャールズ・ダーウィンの墓にオレンジ色の粉体塗料で「1.5度は死んだ」と落書きした。

ダーウィンの墓は、ロンドン中心部のウェストミンスター寺院にある。

欧州連合(EU)の気象情報機関は先週、過去2年間の世界平均気温が産業革命前に比べて1.6度高くなり、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」で掲げられている気温上昇幅の抑制目標を上回ったと発表した。

ロンドン警視庁は、「ウェストミンスター寺院で、粉体塗料とみられるものを使って」器物を損壊した容疑で、女2人を逮捕したと発表した。

ロンドン警視庁は「警備員が女2人を拘束したとの通報を受けて出動した」「女らはロンドン中心部の警察署に連行され、今も勾留されている」と説明した。

寺院の広報担当者は、被害が恒久的なものになるとは考えておらず、門戸を閉ざすことはないと述べた。

JSOはこれまでも、オランダの画家ビンセント・ファン・ゴッホの名画「ひまわり」にスープをかけたり、イングランド南西部の古代遺跡「ストーンヘンジ」にオレンジ色の粉体塗料を吹き付けたりするなどの行為を繰り返してきた。

【翻訳編集】AFPBB News

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