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尹大統領の拘束令状を再執行 韓国捜査本部

AFPBB News 2025年1月15日 9時13分

【AFP=時事】韓国の高官犯罪捜査庁(高捜庁)と警察の合同捜査本部は15日早朝、昨年12月の「非常戒厳」宣布をめぐり内乱罪などの容疑で捜査対象となっている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の拘束に再び乗り出した。現場の大統領官邸では警護要員ともみ合いになり、負傷者も出ている。

大統領の権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政相は、「大統領拘束令状の執行が始まった」と発表。「現在の状況は、韓国における秩序と法の支配の維持に向け重要な瞬間となる」と語った。

AFP取材陣は、捜査員らが大統領官邸の敷地に入ろうとしたところ、入り口で身元不明の要員に阻止される場面を目撃した。

聯合ニュースによると、捜査員らはその後、官邸内に強制的に入ろうと試みたが、「物理的な衝突」が生じた。具体的な衝突の相手については報じられていない。

あるAFP記者は、捜査員と警護要員の双方が押し合い、殴り合いとなるのを見た。

少なくとも1人が負傷し、消防隊員に運ばれていった。

官邸前で尹氏の弁護団が令状の執行に抗議する中、警察の白いバンが敷地内に入ろうとしたが、失敗に終わった。

崔氏は、「不幸な結果につながる重大な違反があれば、大統領代行として厳しく責任を追及する」と警告した。

【翻訳編集】AFPBB News

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