【AFP=時事】道路を走行する車の二酸化炭素(CO2)排出量は今年、世界的にピークに達する可能性があるとの予測結果をドイツのシンクタンクが14日、発表した。電気自動車(EV)の急速な普及と環境規制の厳格化の影響だとしている。
輸送・環境NPOの国際クリーン交通委員会(ICCT)は、車のCO2排出量は2024年8月時点の環境規制に基づくシナリオでは、当初の予測より25年早く、2025年には約9ギガトンで頭打ちになると推定。
その後、2050年に7.1ギガトンに減少するとしている。
2021年の規制条件に基づく前回の予測では、ピークに達するのは2050年と算定していた。
ICCTによると、ピークの急速な前倒しは主要市場における規制改正によるもの。主要市場では、新車販売におけるバッテリー駆動車などのゼロエミッション車(ZEV)の割合を高めることが義務付けられている。
ICCTは、クリーンエネルギー自動車台数の増加は「ZEVのコスト低下に支えられている」と指摘している。
一方で、道路交通に関する現行の環境基準が緩和された場合、CO2排出量のピークが訪れるのは遅れる可能性があると警告。
さらに、世界的に車両の交通量が増えるか、ZEV販売が鈍化した場合も同様だとしている。
【翻訳編集】AFPBB News
輸送・環境NPOの国際クリーン交通委員会(ICCT)は、車のCO2排出量は2024年8月時点の環境規制に基づくシナリオでは、当初の予測より25年早く、2025年には約9ギガトンで頭打ちになると推定。
その後、2050年に7.1ギガトンに減少するとしている。
2021年の規制条件に基づく前回の予測では、ピークに達するのは2050年と算定していた。
ICCTによると、ピークの急速な前倒しは主要市場における規制改正によるもの。主要市場では、新車販売におけるバッテリー駆動車などのゼロエミッション車(ZEV)の割合を高めることが義務付けられている。
ICCTは、クリーンエネルギー自動車台数の増加は「ZEVのコスト低下に支えられている」と指摘している。
一方で、道路交通に関する現行の環境基準が緩和された場合、CO2排出量のピークが訪れるのは遅れる可能性があると警告。
さらに、世界的に車両の交通量が増えるか、ZEV販売が鈍化した場合も同様だとしている。
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