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バイデン氏、「米国の魂」が危機にと警告

AFPBB News 2025年1月16日 9時48分

【AFP=時事】ドナルド・トランプ次期米大統領の就任が迫る中、ジョー・バイデン大統領は15日午後8時(日本時間16日午前10時)からの退任演説を前に、「米国の魂」が依然、危機にひんしていると警告した。

ホワイトハウスの大統領執務室からプライムタイムに行う演説では、国民に向けて4年間の任期中の遺産を誇示するとみられる。

事前に公開された演説内容を予告する書簡の中でバイデン氏は、トランプ氏を暗に批判。「私は米国の魂が危機にひんしていると考え大統領選に出馬した。われわれの本質そのものが危機にひんしていた。そして、それは今も変わらない」とした上で、「歴史はあなた方の手にかかっている。力はあなた方の手にある。米国の理念はあなた方の手に委ねられている。われわれはただ信念を持ち続け、自分たちが誰であるかを忘れないようにしなければならない」と語った。

バイデン氏は、2021年1月6日に起きたトランプ氏の支持者による連邦議会襲撃事件の数日後、大統領に就任した。

バイデン氏はまた、4年前の米国は混乱した第1次トランプ政権や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)、さらに「南北戦争以来最悪の民主主義への攻撃」を経験し、「危機の冬」のただ中にあったと主張。しかし、過去4年間で米国はより強くなったと強調した。

【翻訳編集】AFPBB News

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