【AFP=時事】中国国家統計局が17日に発表した、2024年の国内総生産(GDP、速報値)の実質成長率は前年比5.0%だった。23年の5.2%からさらに鈍化し、ここ数十年で最低水準の低成長率となった。
中国は長期化する不動産市場の債務危機や低迷する消費支出など、複数の問題に直面している経済を再活性化するためにこの数か月、近年で最も積極的な支援策を発表している。だが経済は依然として「困難と課題」に直面していると当局者は認めた。
GDP成長率は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による経済の混乱期を除き、1990年以来最も低い数字となった。
AFPがアンケートを実施したアナリストらは、中国の今年のGDP成長率は4.4%まで低下し、さらに来年は4%を下回る可能性があると予測している。
中国の指導層は、来週就任するドナルド・トランプ次期米大統領との貿易紛争の可能性に神経を尖らせている。2期目の政権となるトランプ氏は、中国に厳しい制裁を課すことを宣言している。
英経済調査会社キャピタル・エコノミクスのフアン・ズーチュン氏は、「われわれは2025年は全体的に成長が鈍化すると予想している。トランプ氏が高率関税をすぐに実行に移す可能性は高く、構造的不均衡という圧力が引き続き中国経済を圧迫するだろう」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News
中国は長期化する不動産市場の債務危機や低迷する消費支出など、複数の問題に直面している経済を再活性化するためにこの数か月、近年で最も積極的な支援策を発表している。だが経済は依然として「困難と課題」に直面していると当局者は認めた。
GDP成長率は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による経済の混乱期を除き、1990年以来最も低い数字となった。
AFPがアンケートを実施したアナリストらは、中国の今年のGDP成長率は4.4%まで低下し、さらに来年は4%を下回る可能性があると予測している。
中国の指導層は、来週就任するドナルド・トランプ次期米大統領との貿易紛争の可能性に神経を尖らせている。2期目の政権となるトランプ氏は、中国に厳しい制裁を課すことを宣言している。
英経済調査会社キャピタル・エコノミクスのフアン・ズーチュン氏は、「われわれは2025年は全体的に成長が鈍化すると予想している。トランプ氏が高率関税をすぐに実行に移す可能性は高く、構造的不均衡という圧力が引き続き中国経済を圧迫するだろう」と述べた。
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