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アルラジ、首位奪取で総合V目前 ダカールラリー

AFPBB News 2025年1月17日 16時44分

【AFP=時事】ダカールラリーは16日、第11ステージが行われ、四輪部門ではオーバードライブ・レーシングのヤジード・アルラジ(サウジアラビア)がトップから1分45秒差の3位でゴールし、総合首位を奪取した。フォード・Mスポーツのマティアス・エクストローム(スウェーデン)が区間優勝を果たし、ダチアのナセル・アルアティア(カタール)が41秒差で2位に入った。

前日までは総合首位に立つトヨタ・ガズーレーシングのヘンク・ラテガン(南アフリカ)を2分27秒差で追い掛けていたアルラジは、「エンプティ・クォーター」と呼ばれる砂丘を走る275キロのスペシャルステージでこの日ライバルを捉えただけでなく、最終日を前に6分11秒の大量リードを築いた。

象徴として行われる17日の最終第12ステージはタイム計測区間がわずか61キロとなっており、ラテガンが逆転を果たすのは難しいとみられる。

不測の事態が起きなければ、アルラジは2020年からサウジアラビアで開催されているダカールにおいて、同国勢として初の大会制覇を果たすことになる。

現在の総合順位は、この日5位でフィニッシュしたラテガンが2位、エクストロームが16分23秒遅れの3位につけている。

二輪部門はレースが霧で112キロに短縮された中、総合2位につけるモンスターエナジー・ホンダのトーシャ・シャレイナ(スペイン)が2時間12分4秒でステージ優勝を果たし、タイムを7分31秒取り戻したものの、トップの座を脅かすことはできなかった。

最終ステージを前に、レッドブルKTMファクトリー・レーシングのダニエル・サンダース(オーストラリア)が9分0秒差で総合首位を維持し、オーストラリア勢では史上2人目の総合優勝に近づいた。

【翻訳編集】AFPBB News

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