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デニス・ロー氏死去、84歳 マンUとスコットランドの名FW

AFPBB News 2025年1月18日 13時4分

【AFP=時事】サッカーイングランドのマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元スコットランド代表FWのデニス・ロー氏が死去した。84歳。親族が17日、「沈痛な思い」とともに、「彼は厳しい戦いを闘ったが、ようやく安らかな眠りについた」と明らかにした。

現役時代に「キング」の愛称で知られたロー氏は、ボビー・チャールトン氏やジョージ・ベスト氏とともにユナイテッドの「ホーリー・トリニティ」の一員として知られている。2021年には、アルツハイマー型認知症と血管性認知症と診断されていた。

ユナイテッドは「ストレトフォード・エンド(本拠地オールド・トラフォードのスタンドの一角)のキング」の死を悼んでいると述べるなど、ロー氏を追悼する声が広がっている。

ロー氏は1962年から1973年までユナイテッドに11シーズン在籍し、計404試合に出場して合計237得点を記録。これはウェイン・ルーニーとチャールトンに次ぐ、クラブ歴代3位の数字となっている。

1967-68シーズンのヨーロッパチャンピオンズカップ(現在の欧州チャンピオンズリーグ)では、けがのため決勝には出場できなかったものの、マット・バズビー監督の下でユナイテッドがイングランド勢初の大会制覇に貢献した。

ユナイテッド時代には他にも、FAカップ制覇に加え、64-65シーズンと66-67シーズンにはリーグ優勝も果たしており、チャールトン氏とベスト氏と一緒に並ぶ「ユナイテッド・トリニティ」と呼ばれるものも含め、オールド・トラフォードでは唯一二つの銅像が建てられている。

代表では計55試合に出場し、ケニー・ダルグリッシュと並ぶスコットランド代表歴代最多30得点を記録しているほか、同国勢ではただ一人、1964年に世界最優秀選手賞「バロンドール」を受賞している。

【翻訳編集】AFPBB News

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