【AFP=時事】実業家で富豪のイーロン・マスク氏が20日、ドナルド・トランプ米大統領の就任を祝う式典で見せたジェスチャーが「ナチス・ドイツ」や「ファシスト」を想起させるとして論争を呼んでいる。
問題のジェスチャーは、首都ワシントンのキャピタルワン・アリーナで行われたトランプ氏の支持者集会に登壇した際のもので、マスク氏は右手で左胸をたたいた後、手のひらを開いて腕を突き出し、後ろに座っている参加者にも同じしぐさを繰り返した。
米国のナチズムを専門とする歴史家のクレア・オービン氏はX(旧ツイッター)で、マスク氏のジェスチャーはナチス・ドイツのスローガン「ジークハイル(勝利万歳)」を唱える際の敬礼だと主張。ファシズムを研究している歴史家、ルース・ベンギアット氏も「ナチス式の敬礼で、非常に好戦的なジェスチャー」だと同じくXで指摘した。
ワイアードとローリング・ストーン誌によると、国内の極右の間ではマスク氏のジェスチャーは評価され、作家のエバン・キルゴア氏は「最高だ」と称賛している。
一方、米国を拠点とするユダヤ人権利保護団体「名誉毀損(きそん)防止同盟(ADL)」は、今回のジェスチャーを問題視していない。
過去にマスク氏を批判している同団体だが、問題のジェスチャーについては「熱狂的な雰囲気の中で慣れないしぐさをしただけで、ナチス式の敬礼ではないようだ」との見解をXで表明した。
これを受け、民主党のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員はXで、「あなた方が擁護しているのはハイル・ヒトラー(と唱えるようなナチス式)の敬礼だ」とADLを非難した。
【翻訳編集】AFPBB News
問題のジェスチャーは、首都ワシントンのキャピタルワン・アリーナで行われたトランプ氏の支持者集会に登壇した際のもので、マスク氏は右手で左胸をたたいた後、手のひらを開いて腕を突き出し、後ろに座っている参加者にも同じしぐさを繰り返した。
米国のナチズムを専門とする歴史家のクレア・オービン氏はX(旧ツイッター)で、マスク氏のジェスチャーはナチス・ドイツのスローガン「ジークハイル(勝利万歳)」を唱える際の敬礼だと主張。ファシズムを研究している歴史家、ルース・ベンギアット氏も「ナチス式の敬礼で、非常に好戦的なジェスチャー」だと同じくXで指摘した。
ワイアードとローリング・ストーン誌によると、国内の極右の間ではマスク氏のジェスチャーは評価され、作家のエバン・キルゴア氏は「最高だ」と称賛している。
一方、米国を拠点とするユダヤ人権利保護団体「名誉毀損(きそん)防止同盟(ADL)」は、今回のジェスチャーを問題視していない。
過去にマスク氏を批判している同団体だが、問題のジェスチャーについては「熱狂的な雰囲気の中で慣れないしぐさをしただけで、ナチス式の敬礼ではないようだ」との見解をXで表明した。
これを受け、民主党のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員はXで、「あなた方が擁護しているのはハイル・ヒトラー(と唱えるようなナチス式)の敬礼だ」とADLを非難した。
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