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イチロー氏、米野球殿堂入り 日本人初の快挙

AFPBB News 2025年1月22日 14時0分

【AFP=時事】米国野球殿堂は21日、今年の殿堂入りメンバーを発表し、米大リーグ(MLB)のシアトル・マリナーズなどで活躍したイチロー氏(51)が、資格1年目で選出された。

イチロー氏は2001年、マリナーズから日本人野手として初のMLBデビューを果たし、1年目にア・リーグ最優秀選手(MVP)と新人王を獲得すると、その後オールスターに10回選出され、ゴールドグラブ賞を10回、シルバースラッガー賞を3回受賞した。

2004年にはジョージ・シスラーの記録を84年ぶりに更新する262安打を放ち、2度目の首位打者にも輝いた。同シーズンを含め10年連続200安打を達成するなどMLB通算3089安打をマークし、9年間を過ごした日本時代の1278安打と合わせ、日米通算4367安打は世界最多。まだ日本人選手の技術がMLBで通用するか懐疑的な声もあった時代に道を切り開いた。

イチロー氏は通訳を介し、「まず2001年に挑戦が始まったわけですけど、当時、僕が2025年のきょう、ホール・オブ・フェーム(殿堂入り)のこの発表の場にいられることは全く想像できなかった」「MLBでプレーすることすら、できるのかどうかという議論がたくさんあったので、個人としてもそうですし、日本のプレーヤーとして初めてということで、大変光栄なことだと思う」と話した。

マリナーズは同日、イチロー氏が着用した背番号「51」を永久欠番にすると発表した。

元ニューヨーク・ヤンキースの守護神マリアノ・リベラ氏に次ぐ満票での選出には1票足りなかった。

殿堂入り式典は米ニューヨークのクーパーズタウンで行われる。今年は他に元投手のC・C・サバシア氏とビリー・ワグナー氏が選ばれた。

【翻訳編集】AFPBB News

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