【AFP=時事】フランス観光省は21日、2024年の外国人旅行客の受け入れ数が1億人を超え、スペインなどを退けて世界で首位に立ったと発表した。
国連によると、世界の観光需要は新型コロナウイルスの感染拡大前の水準に戻り、国際観光客数の合計は14億人に達した。中でもフランスとスペインはそれぞれ、過去最多を更新したとしている。
スペインは先週、昨年の外国人観光客数は前年比10%増の9400万人に上り、過去最多となったと発表。
一方、7〜9月にパリ五輪を開催したフランスは、前年比2%増、200万人増となる1億人超に上ったとしている。
一方で、外国人旅行客の消費額はスペインが1260億ユーロ(約20兆円)だったのに対し、フランスは710億ユーロ(約11兆円)だった。
フランスのナタリ・ドラートル観光担当相は、「外国人客1人当たりの平均支出額を増やし、滞在期間を延ばしてもらう取り組みを行う必要がある」と指摘している。
観光省によれば、フランスの国際観光収入は前年比で計12%増となり、主にベルギー、英国、ドイツ、スイス、米国からの旅行客がけん引役を果たした。
アジアからの旅行客も戻りつつあるが、中国人訪仏客はコロナ禍前の60%減にとどまり、日本人は2019年比で30%減となった。
一方で、2024年末は積雪量に恵まれ、年末の休暇中にはウインタースポーツ愛好者がスキー場に押し寄せ、回復が見られた。
観光省は「2025年第1四半期の見通しは非常に良好」だとしている。
【翻訳編集】AFPBB News
国連によると、世界の観光需要は新型コロナウイルスの感染拡大前の水準に戻り、国際観光客数の合計は14億人に達した。中でもフランスとスペインはそれぞれ、過去最多を更新したとしている。
スペインは先週、昨年の外国人観光客数は前年比10%増の9400万人に上り、過去最多となったと発表。
一方、7〜9月にパリ五輪を開催したフランスは、前年比2%増、200万人増となる1億人超に上ったとしている。
一方で、外国人旅行客の消費額はスペインが1260億ユーロ(約20兆円)だったのに対し、フランスは710億ユーロ(約11兆円)だった。
フランスのナタリ・ドラートル観光担当相は、「外国人客1人当たりの平均支出額を増やし、滞在期間を延ばしてもらう取り組みを行う必要がある」と指摘している。
観光省によれば、フランスの国際観光収入は前年比で計12%増となり、主にベルギー、英国、ドイツ、スイス、米国からの旅行客がけん引役を果たした。
アジアからの旅行客も戻りつつあるが、中国人訪仏客はコロナ禍前の60%減にとどまり、日本人は2019年比で30%減となった。
一方で、2024年末は積雪量に恵まれ、年末の休暇中にはウインタースポーツ愛好者がスキー場に押し寄せ、回復が見られた。
観光省は「2025年第1四半期の見通しは非常に良好」だとしている。
【翻訳編集】AFPBB News