【AFP=時事】ケニア警察は22日、切断した妻の遺体の一部をバックパックに入れて持ち歩いていた男を逮捕した。
ジョン・キアマ・ワンブア容疑者(29)は首都ナイロビで22日午前5時ごろ、パトロール中の警察官による所持品検査で遺体の所持が発覚し、逮捕された。殺人事件として捜査が進められている。
捜査当局はX(旧ツイッター)で、警察官らはワンブア容疑者が違法な物品を所持しているのではないかと疑っていたが、「驚いたことに出てきたのは、ばらばらにされた人体の一部だった」と明らかにした。
ワンブア容疑者は遺体の一部が発見されても「動揺する様子は見せなかった」という。同容疑者は取り調べに対し、遺体は19歳の妻、ジョイ・フリダ・ムナニさんのものだと供述した。
警察がワンブア容疑者の案内で自宅に到着すると、「凄惨(せいさん)な」現場で、床は血まみれだった。血の付いた衣服や、殺害に使われた凶器とみられる「鋭利なナイフ」も見つかった。
ベッドの下からは遺体の一部がさらに見つかったが、「まだ見つかっていない部位もある」という。
ケニア国家人権委員会は昨年11月、過去3か月で女性が殺害される事件が97件確認されたと報告した。
同国ではジェンダーに基づく暴力事件が相次いでいる。数週間前にはナイロビで女性数百人がフェミサイド(女性や少女を標的とした殺人)に抗議し、当局に対応を求めるデモを実施したが、催涙ガスで鎮圧された。
【翻訳編集】AFPBB News
ジョン・キアマ・ワンブア容疑者(29)は首都ナイロビで22日午前5時ごろ、パトロール中の警察官による所持品検査で遺体の所持が発覚し、逮捕された。殺人事件として捜査が進められている。
捜査当局はX(旧ツイッター)で、警察官らはワンブア容疑者が違法な物品を所持しているのではないかと疑っていたが、「驚いたことに出てきたのは、ばらばらにされた人体の一部だった」と明らかにした。
ワンブア容疑者は遺体の一部が発見されても「動揺する様子は見せなかった」という。同容疑者は取り調べに対し、遺体は19歳の妻、ジョイ・フリダ・ムナニさんのものだと供述した。
警察がワンブア容疑者の案内で自宅に到着すると、「凄惨(せいさん)な」現場で、床は血まみれだった。血の付いた衣服や、殺害に使われた凶器とみられる「鋭利なナイフ」も見つかった。
ベッドの下からは遺体の一部がさらに見つかったが、「まだ見つかっていない部位もある」という。
ケニア国家人権委員会は昨年11月、過去3か月で女性が殺害される事件が97件確認されたと報告した。
同国ではジェンダーに基づく暴力事件が相次いでいる。数週間前にはナイロビで女性数百人がフェミサイド(女性や少女を標的とした殺人)に抗議し、当局に対応を求めるデモを実施したが、催涙ガスで鎮圧された。
【翻訳編集】AFPBB News