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ロサンゼルス近郊で新たな山火事 3万人超に避難命令

AFPBB News 2025年1月23日 15時46分

【AFP=時事】米カリフォルニア州ロサンゼルス北部で22日、新たな山火事が発生した。市中心部の北方56キロに位置するキャスティーク湖付近の丘陵地帯ではわずか数時間で延焼面積が38平方キロ以上に及び、3万1000人に避難命令が出されている。

今月発生したイートン地区と高級住宅地パシフィックパリセーズの火災では数十人が死亡し、被害規模は数十億ドルに上っている。

カリフォルニア州消防当局のブレント・パスクア氏は、山火事が起きやすい条件がそろっていたと指摘。「風が吹いて空気が乾燥し、低木類も乾き切っている」「こうした条件が合わさり、火の広がりが非常に速い」と説明した。

強風は23日まで続くと予想されている。

相次ぐ火災で大規模な再建に直面する中、ドナルド・トランプ大統領は、州が消火用の水を別の目的で浪費しているとの誤った主張を繰り返し、連邦政府の助成金を支給しない考えを示唆した。

トランプ氏は22日夜に放送された米FOXニュースのインタビューで、「カリフォルニアに何かを与えるべきではないと思う。(州北部からの)水を供給システムに流すのであれば話は別だが」と述べた。

ロサンゼルスの水は、主に東部を流れるまったく別の河川流域を水源とする水路や運河を通じて供給されている。

【翻訳編集】AFPBB News

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