ウェンバンヤマ30得点でスパーズ大勝 仏パリの観衆魅了

【AFP＝時事】24-25NBAは23日、フランス・パリでレギュラーシーズンの試合が行われ、ビクター・ウェンバンヤマが母国ファンの前で30得点の活躍を見せたサンアントニオ・スパーズが、140-110でインディアナ・ペイサーズに大勝した。

221センチの長身を誇るウェンバンヤマは、第3クオーターに試合を支配してスパーズに大量リードをもたらした。デビン・バッセルも25得点を稼ぐなどし、チームは試合時間残り5分でウェンバンヤマら主力をベンチへ下げる余裕を見せた。

仏リーグでプレーした後、2023年のNBAドラフトで全体1位指名を受けて一躍世界のスター選手に躍り出たウェンバンヤマは、この日の試合を振り返り、「最も心に残る試合の一つになった」「純粋にパフォーマンスの面でもトップ5に入る」とコメントした。

さらに、「最高だよ。あのような観客がいてくれてクレイジーだ。今夜は格別だ。観客がいつもと違うサポートをもたらしてくれたよ。自分たちはいつも観客のサポートをアドバンテージに利用しようと心掛けていて、今夜はそれが簡単だった」と語った。

仏パリでの2連戦の初日には、フランス出身で4度のNBAファイナル制覇を誇るトニー・パーカー氏をはじめ、エマヌエル・ジノビリ氏、デヴィッド・ロビンソン氏、パウ・ガソル氏ら元スパーズの選手のほか、レジェンドのオスカー・ロバートソン氏が試合を見守った。

また、サッカー仏リーグ1のパリ・サンジェルマン（PSG）に所属するウスマン・デンベレとアクラフ・ハキミ、そして米ナショナル・フットボール・リーグ（NFL）でスーパーボウル制覇を経験しているオデル・ベッカム氏も観戦を楽しんでいた。

スパーズはこの勝利で今季の通算成績を20勝22敗に更新し、プレーイントーナメント進出に可能性を残している。25日には同じコートで再びペイサーズと相まみえる。

【翻訳編集】AFPBB News