Infoseek 楽天

タンザニアでマールブルグ病発生、9人死亡 23年にも流行

AFPBB News 2025年1月24日 16時0分

【AFP=時事】アフリカ連合(AU)の保健機関、アフリカ疾病対策センターは23日、マールブルグ病の発生によりタンザニアで9人が死亡したと発表した。

タンザニア当局は20日にマールブルグウイルスの発生を確認。世界保健機関(WHO)は先週、同疾患により8人が死亡した疑いがあると報告していた。

タンザニアでの発生は23年に続き2回目。前回の流行では6人が死亡した。

アフリカ疾病対策センターは、週次の会見で「(これまでに)10件の症例が報告され、そのうち9件ではすでに患者が死亡している」と明らかにした。

また、確認された症例から「約280人の接触者がリストアップされ、追跡が行われている」とし、「計31件の検査が行われ、そのうち2件が陽性、29件が陰性と見られる」とした。

隣国ルワンダでも昨年9月、マールブルグ病が発生し、15人が死亡した。WHOは約1か月前に流行終息を宣言していた。

マールブルグ病は出血熱を引き起こすウイルス性疾患で、致命率は最大90%近くにもなる。マールブルグウイルスの自然界の宿主はオオコウモリで、エボラウイルスと同じ科に分類される。

【翻訳編集】AFPBB News

この記事の関連ニュース