ラシュフォードがアストン・ビラ移籍 マンUからローン

【AFP＝時事】サッカーイングランド・プレミアリーグのアストン・ビラは2日、マンチェスター・ユナイテッドから同国代表FWマーカス・ラシュフォードを今季終了までのローン移籍で獲得したと発表した。

27歳のラシュフォードはかつてユナイテッドのファンから英雄的な扱いを受けたが、今季はシーズン途中に就任したルベン・アモリム監督の下で冷遇され、昨年12月12日を最後に出場がなかった。

本人も「新たな挑戦」の準備ができていると発言する中、ACミランやFCバルセロナといった欧州のビッグクラブへの移籍も取り沙汰されたが、両チームなどは週給30万ポンド（約5700万円）とも伝えられるラシュフォードの給与に尻込みした。

英スカイスポーツによれば、ビラはラシュフォードの給与の少なくとも75パーセントを支払い、パフォーマンスに関連するボーナスに応じてその割合は90パーセントまで上昇する。また、シーズン終了時に4000万ポンド（約76億5000万円）で買い取るオプションも付く。

ラシュフォードはビラを通じて「複数のクラブからアプローチを受けたが、アストン・ビラ（への移籍）は簡単な決断だった。今シーズンのアストン・ビラのプレーと監督の熱意にとても感銘を受けている」「自分はとにかくサッカーがしたいし、早く始めたい。マンチェスター・ユナイテッドのすべての人の残りのシーズンでの幸運を祈る」とコメントした。

ウナイ・エメリ監督が率いるビラは今季、すでに欧州チャンピオンズリーグで16強入りを決めている。プレミアリーグでは13位のユナイテッドを勝ち点8上回る8位につけ、2シーズン連続のチャンピオンズリーグ出場を目指している。

ユナイテッドの下部組織出身のラシュフォードは、同クラブで通算426試合に出場し、138ゴールを記録。ヨーロッパリーグ制覇に加え、FAカップとリーグカップを2度ずつ制したが、アモリム監督には練習中の態度や取り組み方を問題視された。

【翻訳編集】AFPBB News