【AFP=時事】女子テニス、元世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が4日、母国で開催された大会で敗れた後、突然の引退を発表した。
ハレプはトランシルバニア・オープンの1回戦でルシア・ブロンゼッティ(イタリア)に1-6、1-6で敗れた後、「喜びなのか悲しみなのか、自分でも今どういう気持ちか分からないが、魂と良心に基づいて決断を下した。私は常に明快だった。体がもう付いてこないが、今日はプレーしてコートで別れを告げたかった」と母国の観衆に語りかけた。
現在33歳のハレプは、19年間の現役生活でツアー通算24勝を挙げ、四大大会(グランドスラム)では2018年の全仏オープンと2019年のウィンブルドン選手権を制した。他に2014年と2017年の全仏、2018年の全豪オープンで決勝に進出し、2017年10月に初めて世界1位に立つと、合計で64週にわたってトップを守った。
しかし2022年10月、その前月の全米オープン中の検査でドーピング違反があったことが発覚すると、さらに生体パスポートに関わる違反も見つかり、不正監視団体ITIAから4年間の出場停止処分を科された。
意図的なドーピングは一貫して否定し、その後に異議申し立てを行って処分期間が9か月に短縮されたため、昨年3月に復帰。復活を目指していたが、以前のようなトップレベルの強さは取り戻せず、1月の全豪オープンは膝と肩の痛みを理由に予選を棄権していた。
【翻訳編集】AFPBB News
ハレプはトランシルバニア・オープンの1回戦でルシア・ブロンゼッティ(イタリア)に1-6、1-6で敗れた後、「喜びなのか悲しみなのか、自分でも今どういう気持ちか分からないが、魂と良心に基づいて決断を下した。私は常に明快だった。体がもう付いてこないが、今日はプレーしてコートで別れを告げたかった」と母国の観衆に語りかけた。
現在33歳のハレプは、19年間の現役生活でツアー通算24勝を挙げ、四大大会(グランドスラム)では2018年の全仏オープンと2019年のウィンブルドン選手権を制した。他に2014年と2017年の全仏、2018年の全豪オープンで決勝に進出し、2017年10月に初めて世界1位に立つと、合計で64週にわたってトップを守った。
しかし2022年10月、その前月の全米オープン中の検査でドーピング違反があったことが発覚すると、さらに生体パスポートに関わる違反も見つかり、不正監視団体ITIAから4年間の出場停止処分を科された。
意図的なドーピングは一貫して否定し、その後に異議申し立てを行って処分期間が9か月に短縮されたため、昨年3月に復帰。復活を目指していたが、以前のようなトップレベルの強さは取り戻せず、1月の全豪オープンは膝と肩の痛みを理由に予選を棄権していた。
【翻訳編集】AFPBB News