【AFP=時事】米IT大手グーグルは4日、人工知能(AI)開発に関する「基本理念」を更新し、これまで掲げていた「武器」や「監視」に資するAI開発や提供はしないとする原則を削除した。
スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)はこれまで、人々に危害を与える武器や、「国際的に認められた規範に反するような監視のために情報を収集、使用するための」技術については、設計や展開はしないとの基本理念を掲げていた。
しかし、4日に更新された最新版では、こうした文言は削除されている。
更新内容に関するAFPの問い合わせに対し、グーグルの広報担当者は、ピチャイ氏が2018年に初めて表明した原則には触れず、同社のAI原則を概説したブログ投稿を参照するよう促した。
それによると最新版には、「自由、平等、人権尊重といった核心的価値観」を共有する「企業、政府、組織が協力して人々を守り、世界的な成長を促進し、国家安全保障を支援するAIを創造すべきだと信じている」との文言が盛り込まれた。
ピチャイ氏は他のIT大手首脳らと共に、ドナルド・トランプ大統領の就任式に出席していた。
【翻訳編集】AFPBB News
スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)はこれまで、人々に危害を与える武器や、「国際的に認められた規範に反するような監視のために情報を収集、使用するための」技術については、設計や展開はしないとの基本理念を掲げていた。
しかし、4日に更新された最新版では、こうした文言は削除されている。
更新内容に関するAFPの問い合わせに対し、グーグルの広報担当者は、ピチャイ氏が2018年に初めて表明した原則には触れず、同社のAI原則を概説したブログ投稿を参照するよう促した。
それによると最新版には、「自由、平等、人権尊重といった核心的価値観」を共有する「企業、政府、組織が協力して人々を守り、世界的な成長を促進し、国家安全保障を支援するAIを創造すべきだと信じている」との文言が盛り込まれた。
ピチャイ氏は他のIT大手首脳らと共に、ドナルド・トランプ大統領の就任式に出席していた。
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