【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は4日に公開された英ジャーナリストのインタビュー動画で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との直接対話に応じる用意があると述べた。これを受け同国大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官は5日、「空虚な言葉」だと一蹴した。
ゼレンスキー氏は英ジャーナリスト、ピアーズ・モーガン氏の取材に対し、「ウクライナ市民に平和をもたらし、人々を失わないための唯一の方法であれば、間違いなくその方法を選ぶ」と語り、プーチン氏との交渉に応じる用意があるとの考えを示した。
ペスコフ氏はこの日、記者団に、ゼレンスキー氏の発言について「現時点では空虚な言葉としか受け取れない」と話した。
また、ゼレンスキー氏は昨年、5年の任期を終えているはずのため、合法的な大統領ではないと改めて主張した。ウクライナでは戒厳令の下、大統領選挙が行われていない。
ペスコフ氏は、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟できない場合、核抑止力の保有が認められるべきだとの考えをゼレンスキー氏が示唆したことについても、国際的な核不拡散体制に言及しつつ、「狂気に近い発言だ」と非難した。
ゼレンスキー氏はインタビューで、旧ソ連時代に核兵器がウクライナに配備されていたことを踏まえ、「核兵器を返してくれ、強力なミサイルシステムをくれ、パートナーがほしい、兵力100万人の軍に資金支援してくれ」と語っていた。
【翻訳編集】AFPBB News
ゼレンスキー氏は英ジャーナリスト、ピアーズ・モーガン氏の取材に対し、「ウクライナ市民に平和をもたらし、人々を失わないための唯一の方法であれば、間違いなくその方法を選ぶ」と語り、プーチン氏との交渉に応じる用意があるとの考えを示した。
ペスコフ氏はこの日、記者団に、ゼレンスキー氏の発言について「現時点では空虚な言葉としか受け取れない」と話した。
また、ゼレンスキー氏は昨年、5年の任期を終えているはずのため、合法的な大統領ではないと改めて主張した。ウクライナでは戒厳令の下、大統領選挙が行われていない。
ペスコフ氏は、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟できない場合、核抑止力の保有が認められるべきだとの考えをゼレンスキー氏が示唆したことについても、国際的な核不拡散体制に言及しつつ、「狂気に近い発言だ」と非難した。
ゼレンスキー氏はインタビューで、旧ソ連時代に核兵器がウクライナに配備されていたことを踏まえ、「核兵器を返してくれ、強力なミサイルシステムをくれ、パートナーがほしい、兵力100万人の軍に資金支援してくれ」と語っていた。
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