【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は6日、米国が「所有」すると表明したパレスチナ自治区ガザ地区について、紛争終結後にイスラエルによって「米国に引き渡される」と述べた。また、その後の占領と再開発計画に兵士は必要ないと強調した。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、米国がガザを所有し、そこに住むパレスチナ人200万人をガザ以外の場所に移住させるという衝撃的な計画を改めて主張した。
「戦闘が終結すれば、ガザはイスラエルが米国に引き渡す」「米兵は必要ない! この地域(中東)に安定がもたらされる!!!」と同日早朝の投稿で主張した。
トランプ氏は米国を訪問したイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との4日の共同記者会見で「米国がガザを占領する」と発表し、世界を驚かせた。
トランプ氏は米国が不発弾の処理やがれきの撤去に当たり、紛争で荒廃したガザを再建すると述べ、その言葉に記者らは息をのんだ。しかし、トランプ氏が詳細に言及することはほぼなかった。
トランプ氏のこの発言に対しては、パレスチナ人やアラブ諸国、世界の指導者から非難が殺到。これを受けトランプ政権は5日、火消しに追われた。
マルコ・ルビオ国務長官は、トランプ氏の発言に「敵対的な意図はない」と主張。またホワイトハウスは、米軍を派遣するとは明言しておらず、パレスチナ人の移住はいかなるものであれ「一時的」なものになると説明した。
だが、トランプ氏は6日のSNSへの書き込みで、パレスチナ人の大規模な強制移住を含め、自身が当初に発表した計画を推し進める意向を改めて示した。
トランプ氏は、ガザがイスラエルから引き渡される時期までに「(パレスチナ人は)この地域(中東)のはるかに安全で美しいコミュニティーに再定住し、新しく近代的な家に住んでいるだろう」と主張。
「彼らは、幸福と安全、自由を手に入れるチャンスを得ることになる」「米国は世界中の優秀な開発チームと協力し、この種のものとしては地球上で最大級かつ最も壮大なものの一つとなる開発にゆっくりと慎重に着手する」と続けた。
再建後のガザに誰が住むのかということについては、「世界中の人々」だが「パレスチナ人もそこに住む」と4日の発言で触れていた。
米紙ニューヨーク・タイムズは6日、国防総省や国務省と協議せずに「急ごしらえ」したガザに関する計画で、トランプ氏は政権メンバーとイスラエルさえも驚かせたと報じた。
【翻訳編集】AFPBB News
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、米国がガザを所有し、そこに住むパレスチナ人200万人をガザ以外の場所に移住させるという衝撃的な計画を改めて主張した。
「戦闘が終結すれば、ガザはイスラエルが米国に引き渡す」「米兵は必要ない! この地域(中東)に安定がもたらされる!!!」と同日早朝の投稿で主張した。
トランプ氏は米国を訪問したイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との4日の共同記者会見で「米国がガザを占領する」と発表し、世界を驚かせた。
トランプ氏は米国が不発弾の処理やがれきの撤去に当たり、紛争で荒廃したガザを再建すると述べ、その言葉に記者らは息をのんだ。しかし、トランプ氏が詳細に言及することはほぼなかった。
トランプ氏のこの発言に対しては、パレスチナ人やアラブ諸国、世界の指導者から非難が殺到。これを受けトランプ政権は5日、火消しに追われた。
マルコ・ルビオ国務長官は、トランプ氏の発言に「敵対的な意図はない」と主張。またホワイトハウスは、米軍を派遣するとは明言しておらず、パレスチナ人の移住はいかなるものであれ「一時的」なものになると説明した。
だが、トランプ氏は6日のSNSへの書き込みで、パレスチナ人の大規模な強制移住を含め、自身が当初に発表した計画を推し進める意向を改めて示した。
トランプ氏は、ガザがイスラエルから引き渡される時期までに「(パレスチナ人は)この地域(中東)のはるかに安全で美しいコミュニティーに再定住し、新しく近代的な家に住んでいるだろう」と主張。
「彼らは、幸福と安全、自由を手に入れるチャンスを得ることになる」「米国は世界中の優秀な開発チームと協力し、この種のものとしては地球上で最大級かつ最も壮大なものの一つとなる開発にゆっくりと慎重に着手する」と続けた。
再建後のガザに誰が住むのかということについては、「世界中の人々」だが「パレスチナ人もそこに住む」と4日の発言で触れていた。
米紙ニューヨーク・タイムズは6日、国防総省や国務省と協議せずに「急ごしらえ」したガザに関する計画で、トランプ氏は政権メンバーとイスラエルさえも驚かせたと報じた。
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