アルカラスが決勝進出 好調デミノーと激突へ ABNアムロOP

【AFP＝時事】男子テニス、ABNアムロ・オープンは8日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス（スペイン）は第8シードのホベルト・ホルカシュ（ポーランド）に6-4、6-7（5-7）、6-3で競り勝ち、決勝に進出した。

ホルカシュの抵抗を退け、フルセットの熱戦を制した世界ランキング3位のアルカラスは、決勝で第3シードのアレックス・デミノー（オーストラリア）と対戦する。

第1セットを逆転で先取すると、第2セットはタイブレークの末に落としたが、第3セットは先にブレークして逃げ切った。これでツアー通算22回目の決勝進出。試合後には「スペイン出身として初めてこの大会を制した選手になりたい。それを目指している」と話した。

デミノーは、番狂わせを続けていた予選勝者のマッティア・ベルッチ（イタリア）を6-1、6-2で退け、決勝に駒を進めた。

ベルッチはダニール・メドベージェフとステファノス・チチパス（ギリシャ）を破る快進撃を見せていたが、この日はミスが目立ち、再びの金星とはならなかった。

デミノーは今大会ここまで全試合ストレート勝ちで決勝進出となった。昨年は決勝で世界1位のヤニック・シナー（イタリア）に敗れている中、「今回はタイトルを取りたい」と雪辱を誓った。

【翻訳編集】AFPBB News