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スーパーボウルMVPはハーツ、2年前の苦い敗北が原動力に

AFPBB News 2025年2月10日 17時5分

【AFP=時事】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の王者を決める第59回スーパーボウルは9日、米ルイジアナ州ニューオリンズのシーザーズ・スーパードームで行われ、フィラデルフィア・イーグルスの優勝に貢献したQBジェイレン・ハーツ(26)が最優秀選手(MVP)に選ばれた。

ハーツはパスで二つ、ランで一つのタッチダウンを記録する歴史的なパフォーマンスを披露し、40-22でカンザスシティ・チーフスを破ったチームをけん引した。

2シーズン前のスーパーボウルでチーフスに敗れた後は、チャンピオンになるのは無理だと批判されてきたが、そうした懐疑的な声を原動力にしてMVP受賞につなげた。

ハーツは試合後、「そうした声が気になったとは一度も言っていない。そのまま受け入れ、その中にスリルを見出した」と話し、「人々の考えをコントロールすることはできない。世界チャンピオンになるために、そうしたヘイトや批判、さまざまな意見が必要なら、それを受け入れるだけだ」と語った。

「結局のところ、タイミングはめぐってくるものだと思う。前回は自分たちの番ではなかった。時には自分の番を待つ必要があることを受け入れなければならない」「すべての感情を経験し、それらを処理することが大きな成果をもたらし、勝利への欲望を高めた」

ハーツは2023年に続いてパスとランの両方でチームトップのヤード数を稼いだ。これを複数のスーパーボウルで達成するのは史上初で、パスで2タッチダウンとランで1タッチダウンに50ヤード以上を獲得するのは、名選手のジョー・モンタナ以来2人目となった。

この日はランで72ヤードを稼ぎ、自身が持つQBのラン獲得ヤードのスーパーボウル記録も更新した。

【翻訳編集】AFPBB News

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