【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日に公開されたインタビューで、将来のロシアとの和平交渉で領土交換を提案する考えを示した。また、欧州だけではウクライナの戦争遂行を支えることはできないとも述べた。
ウクライナ大統領府の報道官によると、ゼレンスキー氏は14日、ドイツで開催されるミュンヘン安全保障会議に出席する際、J・D・バンス米副大統領と会談する予定となっている。米国は、3年近く続くウクライナ紛争の終結を推し進めている。
ウクライナの戦争遂行にとって米国の支援は不可欠だが、バンス氏はこれをしばしば批判してきた。
ゼレンスキー氏は英紙ガーディアンのウェブサイトで11日に公開されたインタビューで、「欧州は米国抜きでも安全保障を提供できるという声もあるが、私は常に否定している」「米国抜きの安全保障は、真の安全保障ではない」と述べた。
ドナルド・トランプ米大統領は、ウクライナにとって懸念の種となっている和平の条件について、ウクライナとロシアの双方が合意に達することを切望している。
ゼレンスキー氏はガーディアンのインタビューで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、ウクライナが約半年前に占領したロシア西部クルスク州の領土とウクライナ領と交換する意向を示した。
「領土を別の領土と交換する」と述べたが、どの領土の返還を求めるかは「分からない」とし、「すべての領土が重要だ。優先順位はない」と付け加えた。
ロシアは2014年にクリミア、2022年にドネツク、ヘルソン、ルガンスク、ザポリージャ4州の併合を一方的に宣言したが、これら地域を完全に支配しているわけではない。
【翻訳編集】AFPBB News
ウクライナ大統領府の報道官によると、ゼレンスキー氏は14日、ドイツで開催されるミュンヘン安全保障会議に出席する際、J・D・バンス米副大統領と会談する予定となっている。米国は、3年近く続くウクライナ紛争の終結を推し進めている。
ウクライナの戦争遂行にとって米国の支援は不可欠だが、バンス氏はこれをしばしば批判してきた。
ゼレンスキー氏は英紙ガーディアンのウェブサイトで11日に公開されたインタビューで、「欧州は米国抜きでも安全保障を提供できるという声もあるが、私は常に否定している」「米国抜きの安全保障は、真の安全保障ではない」と述べた。
ドナルド・トランプ米大統領は、ウクライナにとって懸念の種となっている和平の条件について、ウクライナとロシアの双方が合意に達することを切望している。
ゼレンスキー氏はガーディアンのインタビューで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、ウクライナが約半年前に占領したロシア西部クルスク州の領土とウクライナ領と交換する意向を示した。
「領土を別の領土と交換する」と述べたが、どの領土の返還を求めるかは「分からない」とし、「すべての領土が重要だ。優先順位はない」と付け加えた。
ロシアは2014年にクリミア、2022年にドネツク、ヘルソン、ルガンスク、ザポリージャ4州の併合を一方的に宣言したが、これら地域を完全に支配しているわけではない。
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