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最低映画賞ラジー「クマのプーさん」ホラーが作品賞含む5部門受賞

シネマトゥデイ 映画情報 2024年3月9日 20時1分

 毎年恒例の最低映画の祭典ラジー賞こと第44回ゴールデンラズベリー賞の受賞者が、第96回米アカデミー賞授賞式の前日となる現地時間9日にオフィシャルサイトで発表され、「クマのプーさん」をホラー映画化した『プー あくまのくまさん』が作品賞を含む5部門で受賞した。

 本作は、ディズニーのアニメ版でも知られる児童小説「クマのプーさん」(A・A・ミルン著)がパブリックドメインとなり企画されたホラー。大学進学のため旅立ったクリストファー・ロビンに置き去りにされ、森で野生化したプーと仲間のピグレットが人間狩りを繰り広げる。

 「最低作品賞」を筆頭に、「最低スクリーンカップル賞」「最低リメイク、パクリ、続編賞」「最低監督賞」「最低脚本賞」とノミネートされていた全部門で受賞。最低評価にもかかわらず、すでに続編が制作されており、今年1月にパブリックドメインとなったティガーも参戦する。

 また最多ノミネートだった『エクスペンダブルズ ニューブラッド』からは、シルヴェスター・スタローンとミーガン・フォックスが受賞。ミーガンは最低主演女優賞と助演女優賞のダブル受賞となった。第44回ゴールデンラズベリー賞の結果は以下の通り。(編集部・入倉功一)

■最低作品賞
『プー あくまのくまさん』

■最低主演男優賞
ジョン・ヴォイト 『マーシー(原題) / Mercy』

■最低主演女優賞
ミーガン・フォックス 『バトル・オブ・ザ・キラーズ』

■最低助演女優賞
ミーガン・フォックス 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』

■最低助演男優賞
シルヴェスター・スタローン 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』

■最低スクリーンカップル賞
血に飢えた切り裂き魔/殺人鬼としてのプー&ピグレッド 『プー あくまのくまさん』

■最低リメイク、パクリ、続編賞
『プー あくまのくまさん』

■最低監督賞
リース・ウォーターフィールド 『プー あくまのくまさん』

■最低脚本賞
『プー あくまのくまさん』

■ラジー名誉挽回賞
フラン・ドレシャー
1998年に最低主演女優賞にノミネートされた、現SAG / AFTRA(全米映画俳優組合)会長のフラン・ドレシャーは、俳優組合を見事に導き、2023年の長期にわたるストライキを成功裏に終結させた。

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