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“悪魔の子”ダミアン誕生に隠された真実…『オーメン』前日譚映画、本予告編が公開

シネマトゥデイ 映画情報 2024年3月19日 6時0分

 6月6日午前6時に生まれた悪魔の子・ダミアンの周囲で起こる惨劇を描いたホラー『オーメン』(1976)の前日譚映画『オーメン:ザ・ファースト』(4月5日全国公開)から、ダミアン誕生へと繋がる不吉な予兆を捉えた本予告編と本ポスタービジュアルが公開された。

 舞台は、イタリア・ローマに位置するとある教会。奉仕生活を始めるアメリカ人修練生マーガレット(ネル・タイガー・フリー)が出会ったのは、修道院に預けられた少女カルリータ(ニコール・ソラス)。彼女の周囲では、なぜか人智を超えた不自然な連続死が起こり、その元凶はカルリータにあるとされていた。孤立するカルリータに自分の過去をみたマーガレットは、彼女を気にかけはじめる。そこで彼女は、恐怖で人々を支配すべく悪の化身を意図的に誕生させようとする、教会の恐るべき陰謀を知ってしまう。暗躍する彼らを阻止しようとするマーガレットだったが、教会に隠された謎を解き明かしていくその先で、恐ろしい真実を目撃する。

 本予告編では、教会側の陰謀に巻き込まれてしまったカルリータやマーガレットの周囲で起こる、おぞましい出来事の一部を映し出す。『オーメン』で建物から身を投げた乳母を彷彿させる修道女の姿、人の頭部に浮かび上がる悪魔の数字“666”など、カルリータらに不吉な出来事が起こる予兆が連続する。映像終盤には、「こんな事、ありえないわ…」と頭を抱えうずくまるマーガレットの声に、「すべて現実だ」という女性の声が重なり、おぞましい何かが映り込む。

 ホラー映画好きである主演のネルは、「この映画は紛れもなく前日譚よ」とコメント。「つまり『オーメン』ユニバースの始まりね。だから理論的には一番大切なパートということにもなる。『オーメン』で起こった出来事の前に何があったのか、ダミアンの背後には誰がいたのか、そういう疑問の答えを観客はついに知ることができるのよ」と期待をあおる。

 メガホンを取ったアルカシャ・スティーブンソン監督は「だけど私たちは、これ一本だけでも成り立つ物語を創作することを重要視していました。もちろん1976年の『オーメン』も見てほしいですが、私たち独自のメッセージもこの映画で伝えているのです」とシリーズ未見でも楽しめる作品であると強調している。(編集部・倉本拓弥)

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