伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説「虎に翼」（NHK総合・月～土、午前8時～ほか ※土曜日は1週間の振り返り）第13回が17日に放送され、主人公・猪爪寅子（伊藤）の毅然とした態度が共感を呼んだ。
第13回では、足をけがした同級生・山田よね（土居志央梨）を家に送り届けた寅子たち。着いたのは、カフェー・燈台。よねが住み込みで働いていることをマスターの増野（平山祐介）から聞き、「私たち彼女のこと何も知らなくて」と言う寅子。増野は「聞く？ 彼女が何で弁護士を目指したか」と返し、「あんまり楽しい話じゃないよ？ まあ、でも、よねちゃんが、どんなしんどい目にあってきたか、わかってもらえたら、彼女にとっても……」と続けて話す途中で、寅子は「いえ、やめておきます」ときっぱり断った。
理由として「よねさんの話を、よねさんがいないところで、よねさんじゃない人から聞くのは違うと思うんです」と言った寅子。これには「うん、そうだよね」「寅子のそういうところがいい」「疑問に思ってる“ドラマあるある”に真っ向からNG出してくれてありがとう、寅子」とネットで共感する声が上がった。
三淵嘉子さんをモデルとした朝ドラ・110作目の「虎に翼」は、脚本家・小説家の吉田恵里香によるオリジナル作品。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性が、困難な時代に仲間と一緒に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く。（清水一）
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