映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』(全国公開中)の劇中で描かれるゴジラの寝相は、メガホンを取ったアダム・ウィンガード監督の愛猫から影響を受けたという。ウィンガード監督が、The Hollywood Reporter に明かした。
前作『ゴジラvsコング』で激突したゴジラとコングが、未知なる脅威に立ち向かうために共闘する本作。日本で公開されている15秒映像では、ゴジラがイタリアの世界遺産「コロッセオ」で眠る姿が映っており、身長約120メートルのゴジラが身体を丸める姿が実に愛らしい。
ウィンガード監督曰く、このゴジラの寝相は愛猫・ミスチーフから着想を得たといい、プロダクション・デザイナーやコンセプト・アーティストにイメージを共有して形にしていったという。
「僕の愛猫が丸まって寝ていて、『ゴジラが僕の猫と同じように、コロッセオで寝ていたらおもろしろいよね?』と言ったんだ。だから、猫の写真を撮って、それをコンセプト・アーティストに送ったよ。彼らは僕の愛猫をベースにシーンを作ってくれた。猫の写真も映画のどこかに隠しネタとして登場するんだ」
ちなみに、ウィンガード監督の映画製作におけるモットーは「シンプルさがカギ」だという。「最小限のキャストで製作するならば、より深みのあるストーリーが作れる。人間側にも時間を割けるし、さらに多くの時間を怪獣にあてることだって可能だ」と語っている。(編集部・倉本拓弥)
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