東映は15日、2025年夏に東京・銀座の本社ビル「東映会館」から移転すると発表した。直営劇場の丸の内TOEIも同年の夏興行を目途に、映画館の営業を終了する。
同社によると、東映会館は1960年に開館、本社オフィスおよび直営映画館として機能してきたが、建物・設備の老朽化に伴い「継続使用した場合は多額の修繕費用および改修費用が見込まれるため、収益不動産として再開発を行い、最大限の有効活用をすることと決定いたしました」と発表している。
跡地には、2029年までにホテル・店舗を中心とした商業施設を建設予定。興行事業はグループ会社の株式会社ティ・ジョイによるシネマコンプレックスで引き続き行われ、本社機能は京橋エドグラン内に移転する。（編集部・入倉功一）
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