中国の作家・劉慈欣(リウ・ツーシン)が発表したベストセラーSF小説を実写化したNetflixドラマシリーズ「三体」の続編制作が決定した。
“SF界のノーベル文学賞”と言われるヒューゴー賞をアジア圏の作品として初受賞した原作小説を、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のクリエイターで知られるデヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスが実写化した本作。1960年代、人類に絶望した中国のエリート科学者が宇宙に向けて秘密裏に発信した電波が、とある惑星の異星人に届いたことをきっかけに、数十年後、地球を揺るがす大災厄へとつながるさま、国際色豊かなキャストを迎えて描き出した。
今年3月に配信がスタートすると、Netflix週間グローバルTOP10(英語シリーズ)の1位を3週連続で獲得し、世界93か国でトップ10入りする快挙を果たした。続編のストーリーは不明だが、製作総指揮を務めるベニオフ、ワイス、アレクサンダー・ウーの3人は「この物語を壮大な結末まで語れるということにワクワクしています。劉慈欣氏の素晴らしい三部作の最後のページを読んだときから、私たちは観客を宇宙の果てまで連れて行けることを望んでいました。さあ、始めましょう!」と共同でコメントを発表している。(編集部・倉本拓弥)
Netflixシリーズ「三体」世界独占配信中
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