映画『M★A★S★H マッシュ』『普通の人々』『ハンガー・ゲーム』などで知られる名優ドナルド・サザーランドさんが現地時間20日、病気のため亡くなった。88歳だった。米大手エージェンシーのCAAが発表した。
ドナルドさんは1935年7月17日、カナダのニュー・ブランズウィック州生まれ。エンジニアを目指していた大学時代に演劇に興味を持ち、卒業後は舞台でキャリアをスタートさせる。1963年に『生きた屍の城』で映画デビューを果たすと、『特攻大作戦』『コールガール』『バックドラフト』など数多くの映画に出演。幅広い役柄で観客を魅了した。近年の代表作は、人気サバイバルアクション『ハンガー・ゲーム』シリーズで、主人公たちを追い詰める独裁国家パネムのスノー大統領を演じていた。
ドナルドさんの息子で、ドラマ「24 TWENTY FOUR」のジャック・バウアー役で知られるキーファー・サザーランドさんは、訃報を受けて自身のXを更新。ドナルドさんとの2ショット写真を投稿し、「個人的には、映画史における最も重要な俳優の一人だと思います。良い役、悪い役、醜い役を決して恐れることはなかった。彼は自分の仕事を愛し、好きなことを続けていました。それ以上のことは求めなかった。充実した人生でした」と追悼メッセージをつづっている。（編集部・倉本拓弥）
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