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堂本剛、綾野剛&吉岡里帆らと初共演 27年ぶり主演映画『まる』キャスト発表

シネマトゥデイ 映画情報 2024年6月27日 12時1分

 堂本剛の27年ぶりとなる単独主演映画『まる』(10月公開)のキャストが発表され、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美の出演が明らかになった。

 堂本は KinKi Kids として活動しながら、ソロプロジェクト「.ENDRECHERI.」名義でライブツアーを開催するなど、近年はアーティスト活動が中心だった。メガホンを取る荻上直子監督と企画プロデューサーから、約2年間の熱烈オファーを受け、本作への出演が実現。日常が◯(まる)に侵食され始める主人公・沢田役に挑む。

 発表された4人は、いずれも堂本とは初共演となる。Netflix実写版「幽☆遊☆白書」の戸愚呂役も記憶に新しい綾野は、沢田が住むアパートの隣人である売れない漫画家・横山役、Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」など話題作への出演が続く吉岡は、沢田と同じく現代美術家のアシスタントとして働く矢島役を務める。

 さらに、海外でも活躍の場を広げる森崎はミャンマー出身のコンビニ店員・モー役を担当。荻上監督とドラマ「2クール」(2008)以来16年ぶりの再タッグを果たす小林は、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子を演じる。

 キャスト4名のコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)

綾野剛:横山役(沢田の隣人の売れない漫画家)

ひとつひとつ祈りを大切に紡ぐ堂本剛さん。ひとつひとつ心の襞を大事に編む荻上直子監督。その無限のキャンバスに全部署の丹精が織り込まれていく。とっても変梃で健やかで、鮮やかで眩しくて。たまらなく愛おしい"まる"が誕生しました。

吉岡里帆:矢島役(現代美術家のアシスタント)

荻上組、念願の初参加です。昔から監督の作品のファンで、以前荻上さん脚本の作品に参加させて頂いたこともあり、大変嬉しいお誘いでした。監督の作品から感じる丸くて優しい抱擁して貰えるような世界はある種憧れの場所でした。しかし、ここに来て今作の“まる”は新しい荻上作品の風がビュンビュンと吹いているように思います! タイトルとは裏腹にまるく収まろう、まるく関わり合おう、まるく落ち着こう、そういった事とは正反対の“まる”からの脱却、逸脱、と良い意味の裏切りを秘めた作品です。荻上監督のパンキッシュな一面に触れることが出来たのが貴重な体験で楽しかったですし、堂本剛さんとの共演も静かにワクワクとする時間でした。何か収まり良い所から抜け出したいと思っている方にこの作品をぜひ見て頂きたいです。

森崎ウィン:モー役(ミャンマー出身のコンビニ店員)

荻上監督と堂本剛さんの紡ぐ物語の中で、自分のルーツでもあるミャンマー人青年として生きる事ができ、嬉しい限りです。国を超え遠い地で営む生活。夢や希望だけでは生きていけない現実を目の当たりにしながらも、生きる喜びを味わう。人生に丸をつけるその日まで、どうやって過ごすか、問われているような撮影の日々でした。僕自身も、演じたミャンマー人青年と共に、福徳円満で円満具足な日々に憧れたのかもしれません。是非、劇場でご体験くださいませ。

小林聡美:若草萌子役(野心的なギャラリーオーナー)

16年ぶりに荻上監督作品に参加させていただきました。演じたのは、物事に意味や価値を求め、狂騒的になっていく私たちの姿を象徴するような、ギャラリーオーナーです。苦み走っています。周りに惑わされず、自分を信じること、表現することは、とても難しいこと。でも、ときには惑わされたり、痛手を負ってもいい。そんな、「まる」という言葉の哲学的な世界観を突き抜けたあたりを、楽しんでいただければと思います。

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