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『インサイド・ヘッド2』世界興収1,630億円突破の特大ヒット!

シネマトゥデイ 映画情報 2024年7月2日 17時5分

 先週末(6月28日~6月30日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』が興行収入5,752万208ドル(約92億円)で3週連続となる首位を獲得した。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル160円計算)

 『インサイド・ヘッド2』は、11歳の少女ライリーの頭の中の感情たち(ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリ)を描き、第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した『インサイド・ヘッド』の続編。思春期を迎えたライリーの頭の中にシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシという新たな感情が到来し、大騒動を繰り広げる。

 公開3週目にして累計興収は4億6,942万6,251ドル(約751億円)に達し、前作の最終興収3億5,692万1,711ドル(約571億円)を大幅に上回っている。世界興収は10億1,904万3,017ドル(約1,630億円)で、世界興収10億ドル(約1,600億円)突破は昨年の大ヒット作『バービー』以来のこと。公開19日間での世界興収10億ドル突破は、アニメーション映画史上最速となる。

 2位には、人気ホラーシリーズの前日譚『クワイエット・プレイス:DAY 1』が予想を上回る5,220万2,495ドル(約84億円)でランクイン。監督がジョン・クラシンスキーから『PIG/ピッグ』のマイケル・サルノスキに代わったほか、これまで主人公を演じてきたエミリー・ブラントも主演していないなかで、シリーズ最高のオープニング興収を上げる快挙となった。

 一方、ケビン・コスナー主演、監督、脚本、製作の西部劇『ホライズン:アン・アメリカン・サーガ − チャプター1(原題) / Horizon: An American Saga − Chapter 1』は1億ドル(約160億円)という製作費をかけながら、興収1,105万2,561ドル(約18億円)で3位デビューという苦い出足となった。8月にはチャプター2が公開される。

 そのほか注目すべき点では、SF『カルキ2898 AD(原題) / Kalki 2898 AD』とロマコメ『ジャット&ジュリエット3(原題) / Jatt & Juliet 3』という2作のインド映画がランクイン。エマ・ストーンとヨルゴス・ランティモス監督が3度目のタッグを組んだ『憐れみの3章』は拡大公開となり、13位から9位にランクアップした。(編集部・市川遥)

6月28日~6月30日の全米ボックスオフィスラキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『インサイド・ヘッド2』
2(初)『クワイエット・プレイス:DAY 1』
3(初)『ホライズン:アン・アメリカン・サーガ − チャプター1(原題) / Horizon: An American Saga − Chapter 1』
4(2)『バッドボーイズ RIDE OR DIE』
5(初)『カルキ2898 AD(原題) / Kalki 2898 AD』
6(3)『THE BIKERIDERS(原題)』
7(5)『ねこのガーフィールド』
8(4)『猿の惑星/キングダム』
9(13)『憐れみの3章』
10(初)『ジャット&ジュリエット3(原題) / Jatt & Juliet 3』

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