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『キングダム』4弾、前作超えのヒットスタート 山崎賢人、信役は「もう一つの人生」

シネマトゥデイ 映画情報 2024年7月12日 20時43分

 山崎賢人(※崎は「たつさき」)が12日、都内で行われた主演映画『キングダム 大将軍の帰還』(公開中)の初日舞台あいさつに登壇し、信として生きた“もう一つの人生”を振り返った。本作は本日12日より全国532館(IMAX50館・MX4D13館・4DX60館・ScreenX16館・ULTRA4DX4館・DolbyCinema9館を含む)で公開され、15時時点で前作『キングダム 運命の炎』(2023年7月28日公開・興収56億円)対比121%を記録するヒットスタートとなった。この日は吉沢亮、大沢たかお、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、新木優子、佐久間由衣、小栗旬、佐藤信介監督も来場した。

 本作は、中国春秋戦国時代を舞台にした原泰久のコミックを原作に、戦災孤児の主人公・信(山崎)、中華統一を目指す若き秦国王・エイ政(※エイは、上に亡、中に口、下左から月、女、迅のつくり/吉沢)を描くシリーズの第4弾。前作『キングダム 運命の炎』(2023)で描かれた「馬陽の戦い」に続き、隣国・趙との戦いが展開し、天下の大将軍への道をまい進する信をはじめとする秦の兵たちが、趙のホウ煖(※ホウはまだれに龍/吉川晃司)らと死闘を繰り広げる。

 手を振りながら登場した山崎は「1作目の撮影時期から考えると7年くらいを信と共に生きてきたので、最終章に向けてスタッフ・キャストみんなで熱い思いを持って積み重ねたものを、ついにみなさんに観てもらえる日が来たと思うと本当にうれしいです」と笑顔。吉沢は「自分自身、エイ政と共に成長できている実感を感じられる作品だったので光栄ですし、最終章というのが寂しいなと思います」と胸中を吐露した。

 山崎は、信が王騎将軍からたくさんのことを学んだように、自分も王騎役の大沢からたくさんのことを授かったことを打ち明け、「『キングダム』を象徴するような王騎将軍という(役を演じる)とてつもないデカい存在の大沢さんが近くにいてくださることで、さらに面白い『キングダム』を作っていこうという気持ちになりました。7年間すごく長かったんですけど、濃厚で忘れられない大切な時間です」と頭を下げる。吉沢も「エイ政の内なる炎というか覚悟が見える瞬間は常に王騎が目の前にいた」が、王騎の圧倒的オーラにより「簡単に言葉が出ない。そのオーラを超えて言葉を発していかなければいけない覚悟を常に(大沢から)もらっていました」と撮影当時の心境を明かした。

 大沢は「舞台の上だから気を遣っていると思うけど」と笑いながら「この二人はここにいると優しい青年ですけど、現場で会うと怖いくらい目がギラギラしていて、本人たちがいなくなる。本当に信であるし、エイ政である。自分が若いときにそんなことができただろうか。絶対できないだろうなと思います」と感心すると、「7年一緒に過ごして、会うたびに格好良くなって、俳優としても人間としても魅力的になっていって、だんだん彼らの方が輝いているんじゃないかと不安になったりもするんだけど、それが同時に嬉しかったりもしました。彼らじゃなかったら自分の王騎もできなかったと思います」と感謝の言葉を返した。

 最後に山崎は「信として、もう一個の人生というか、信と一緒に生きてきた7年でした。自分一人じゃ何もできないと思う中、気合いを入れて、みんなに支えてもらいながらやって来て、ついに集大成ということで込められるものは全部込めました。何回でも観ていただいて、みんなで一緒に『キングダム』で熱くなっていけたらうれしいです」と呼びかけた。(錦怜那)

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