リドリー・スコット監督作『グラディエーター』（2000）の24年ぶりとなる続編『グラディエーターII』のティザー予告編が9日に初公開された。また本作が、全米公開日となる11月22日に先駆け、11月15日に日本公開されることが明らかになった。
『グラディエーター』は、古代ローマを舞台に、皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ奴隷へと落とされた元大将軍が復讐を誓い、剣闘士（グラディエーター）としてコロセウムで極限の闘いに挑む歴史大作。ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、リチャード・ハリスら名優たちの演技合戦、リドリー・スコットならではの映像美、壮大なスケールのバトルシーンが観客を魅了し、第73回アカデミー賞では作品賞を含む5部門で受賞（12部門ノミネート）を果たした。再びスコット監督がメガホンを取る続編では、1作目のその後の物語が描かれる。
新たな主人公ルシアスを演じるのは、映画『aftersun／アフターサン』（2022）で第95回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたポール・メスカル。さらに『イコライザー』シリーズなどのデンゼル・ワシントン、ドラマ「マンダロリアン」「THE LAST OF US」などのペドロ・パスカルらが脇を固める。
初映像となるティーザー予告は、ルシアスが、前作でラッセル演じるマキシマスが使っていた闘技用の剣を見上げるシーンからスタート。ルシアスの幼少の記憶を辿るように、前作の様々なシーンが織り交ぜられた後、デンゼル演じる謎の男による「私に従え」という囁きに導かれるように、ルシアスが“コロセウム”へと向かう姿が映し出される。
そのほか映像には、大勢の民が飢えているローマ帝国の現状を憂う将軍（パスカル）、その状況を全く意に介さない兄弟皇帝（ジョセフ・クイン＆フレッド・ヘッキンジャー）、そして前作にも登場した元皇帝の姉・ルッシラ（コニー・ニールセン）などさまざまなキャラクターが登場。そして『グラディエーター』最大の見どころともいえる、猛獣まで投入される剣闘士たちの体を張ったバトルに、コロセウムが阿鼻叫喚の渦に巻き込まれていく様子も映し出されている。（編集部・入倉功一）
映画『グラディエーターII』は11月15日より全国公開
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