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『仮面ライダーガッチャード』カグヤ様はローランド&阿部寛を参考に!永田聖一朗が語る“ゴージャス”な役づくり

シネマトゥデイ 映画情報 2024年7月24日 7時10分

 特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」でひときわ人気を博す、“カグヤ様”こと鳳桜・カグヤ・クォーツ。金色に輝く仮面ライダーレジェンドに変身するカグヤは、貴族のような気品ある振る舞いで人々を虜にする。テレビシリーズに続き、映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』でもカグヤを演じる永田聖一朗がインタビューに応じ、“ゴージャス”さを目指した役づくり、テレビシリーズの思い出や映画の見どころを語った。

 カグヤが初登場したのは、昨年11月に配信されたスピンオフ「仮面ライダーガッチャードVS仮面ライダーレジェンド」(全2話、東映特撮 YouTube Official ほかで配信中)。レジェンドライダーたちの力を宿したライドケミーカードを駆使して、悪の組織「ハンドレッド」の魔の手から世界を守った。

 母親の影響で「仮面ライダー龍騎」が好きだったという永田は、「出演が決まった時は、本当に夢かと思いました」と当時を振り返る。カグヤはその後、今年4月28日放送の第33話「伝説ライダー?100年早いな!」まで、約半年間登場することがなかったが、出演回以外でもSNSでトレンド入りすることがあり「それだけ反響があるんだなって実感しました。しかも、2週連続でトレンド入りしていたので、『えっ、出てた?』みたいな気分になりました(笑)」と本人も驚きを隠せなかった。

 カグヤを演じるにあたり、プロデューサーからは高貴な印象があるローランド(カリスマホストで実業家)をイメージするように伝えられたという。「ローランドさんを参考にしようと思いつつも、僕は素の声が少し高いので、声を低くする練習をしました」そこで永田が参考にしたのは、低音ボイスで知られる阿部寛だ。「(「ドラゴン桜」の名台詞)『東大に行け!』が口癖になっていました(笑)。撮影前に声を低くする練習をやっていたので、(カグヤを演じていて)たまに阿部寛さんが入っちゃっていた可能性があります(笑)」

 ゴージャスな振る舞いが特徴的なカグヤだが、永田は「スピンオフでは最初、もう少しマイルドに演じていました」という。すると、スピンオフを手がけた柴崎貴行監督(※崎はたつさきが正式表記)から「もっと分かりやすく、誇張して高貴な振る舞いでいける?」とオーダーがあったそうで、現在のカグヤに見られる気品ある所作が誕生した。

 カグヤには幼少期、仮面ライダーディケイドに助けられた過去があり、自身のライダーシステム(仮面ライダーに変身するためのシステム)にもリスペクトを込めてディケイドの要素が盛り込まれている。「ディケイドは破壊者のイメージが強いですが、スピンオフの世界線みたいに助けられている人がきっといると思います。(カグヤを助けたディケイドは)優しさがあり、すごく大きな背中だった気がします」

 スピンオフでは、仮面ライダーディケイド/門矢士を演じた井上正大が声で出演し、カグヤに「大丈夫か?」と声をかけた。「あの一言で、全て持っていきましたよね。圧巻でした。多くが語られているわけではないですが、一言の重みといいますか、(ディケイドが)抱えてきたものとかをすごく感じました」

 カグヤがテレビシリーズに参戦した第33話では、クウガからディケイドまでの平成仮面ライダー10体に連続変身し、ハンドレッドの部隊を一掃した。まさに“平成ライダー乱舞”となった第33話について、永田は「すごく贅沢な時間でした。カブトのクロックアップ(超高速移動)も見ることができたので、いちファンとしてありがたい感じでした」と笑顔で振り返った。

 第35話「ゴージャスタイム!レジェンダリーは終わらない」で宝太郎たちに別れを告げたカグヤだったが、映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』で再び彼らと共闘することに。永田は映画について、「カグヤは歴代ライダーの力を使えますし、最強なイメージがありますが、それでも弱い部分を持っています。(映画では)それが浮き彫りになってしまうようなシーンもあります」とレジェンドが窮地に陥ることを予告。「それを乗り越える姿、また強くあろうとする姿がゴージャスだなとすごく感じるので、そこは楽しみにしていただけたら嬉しいです」とアピールしていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』は7月26日(金)全国公開

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