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MCUミュータント時代、『デッドプール&ウルヴァリン』で開幕へ!マーベル社長がプレミアで宣言

シネマトゥデイ 映画情報 2024年7月23日 17時14分

 マーベル・スタジオ最新作『デッドプール&ウルヴァリン』のワールドプレミアが現地時間22日にアメリカ・ニューヨークで行われ、ライアン・レイノルズ(デッドプール役)やヒュー・ジャックマン(ウルヴァリン役)らキャスト陣、メガホンを取ったショーン・レヴィ監督、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギなどが出席した。

 中国・上海を皮切りに始まったワールドツアーは、マーベル・コミックスが本社を置くニューヨークで締めくくられた。会場のデイヴィッド・H・コーク劇場には、デッドプールとウルヴァリンをイメージしたレッド&イエローカーペットが敷かれ、コスチュームに身を包んだ熱狂的なファンも多数駆けつけた。

 デッドプールが、過去作でイジり倒してきたウルヴァリンと共演を果たす本作。ライアンは「これまでは、いつか(共演が)実現するだろうというくらいだったんだけど、本当に夢が叶ったんだ。こんなに良い撮影体験をしたことはないし、結果的に想像以上のものができることもあまりないことだと思うよ。それも、大部分はヒューのおかげなんだよ。彼は唯一無二のウルヴァリンだし、彼がやることは本当に特別なんだ」とウルヴァリンを再演したヒューへの敬意を表現すると、ヒューは「ライアンは脚本と製作も担当していたし、僕のキャラクターや他のキャラクターを彼自身のキャラクター以上に大事にしてくれたんだ。それにウルヴァリンについて、20年以上もかけて理解できなかった部分を今回やっと理解できた気がするんだ」と充実感をにじませた。

 デッドプールやウルヴァリンといったミュータントが、本作で満を持してMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)入りを果たす。『X-MEN』シリーズにも携わっていたファイギ社長は、「最初の数本の『X-MEN』映画は本当に僕にとって重要で、この旅の始まりだった。でも、マーベル・スタジオを始めた時には権利を持っていなかったから、ただのファンとして見ることになると思っていたんだ。この作品は始まりに過ぎない。ミュータントがやってくると言ったけど、それはこの映画から始まるんだ。今日のショーが始まるのを待ちきれないよ。この映画をきっかけに、ミュータントがついにMCUにやってくるんだ」とミュータントのMCU到来を宣言した。

 日本では、明日24日に最速公開を迎える。ヒューは公開を待ちわびていたファンに対して、「24年前に始めた頃からここにいられるのは、みんなのおかげだと思う。みんなの応援や情熱などがなければ、僕たちのキャリアやこの映画も成り立たなかっただろう。この映画を多くの人に観てほしい、みんなのために作られた映画だから、絶対に楽しんでほしいよ」と感謝の気持ちを伝えると、ライアンも「この映画はパーフェクトな体験ができるんだ。決して映画の宣伝ではなくて、本当に純粋な楽しさをみんなに提供できると思っているよ」と自信をのぞかせ、「この映画はR指定だけど、それを利用してさらにキャラクターのリアルな物語を伝えているんだ。僕たちが目指したのは、観客が劇場を出るときに『人生で最高の時間を過ごした!』と感じられる映画を作ることだったんだ。この作品はそれを実現できたと思うから、(みんなに観てもらうことが)本当に楽しみなんだ」とアピールしていた。(編集部・倉本拓弥)

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