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綾瀬はるか主演最新作『ルート29』11月8日公開決定!市川実日子、高良健吾ら追加キャスト8名が発表

シネマトゥデイ 映画情報 2024年7月30日 7時0分

 綾瀬はるかの主演最新作となる映画『ルート29』が、11月8日に公開されることが決定し、市川実日子、高良健吾ら新たに8名の追加キャストが出演することが発表され、場面写真が公開された。

 本作は、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボ(綾瀬)が、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出ることにより、奇妙な人たちと出会うことや、少しづつ深まるハルとの絆によって、空っぽだった彼女の心に喜びや悲しみの感情が満ちていくことを描いた不思議な感動ロードムービー。『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞した森井勇佑監督が、詩人・中尾太一の「ルート29、解放」(書肆子午線)からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1か月間旅をし脚本を完成させた、待望の長編2作目となる。ハルを『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾り、森井監督作品には2作品続けての登場となる大沢一菜が演じる。

 新たに発表された追加キャストは、「娘のハルを連れてきてほしい」とトンボに依頼する入院患者・理映子に市川、犬を連れた赤い服の女に伊佐山ひろ子、森で出会う少年の父親に高良、ハルと心を通わせる森の少年に原田琥之佑、トンボの姉で小学校教師の亜矢子に河井青葉、時計屋のおばあさんに渡辺美佐子と、演技と存在感に定評のある実力派キャストたち6名。さらに、逆さまにひっくり返った車に乗っていた“じいじ”の大西力、牧場の大きな男の松浦伸也と、演技経験は少ないながらも強烈な個性を放つ2人が加わった全8名が、本作独特の寓話的な世界をさらに唯一無二のものにしている。

 市川は、「誰も焦らず、1日じっくりと探っていく。こんな現場があるんだな。日が優しくなった帰り道、何か大きなものに包まれているような気持ちになりました」と撮影を振り返り、NHK大河ドラマ「八重の桜」で共演し、親交も深い綾瀬については「観てみたかった、こんな綾瀬さん」とコメント。一方、高良は「不思議な話だけれどどこか懐かしさがあり、ぶっ飛び方になぜか親しみがある映画だと思います」と本作について語っている。(高橋理久)

市川、高良、河井のコメント全文は以下の通り。

市川実日子(ハルの母・理映子役)

好きだった脚本。
撮影初日、真夏の鳥取。
何かが掴めるまで、何度も撮影を繰り返していました。
途中、みんなが体育座りをして、何かを待つ瞬間もありました。
ジリジリと焼けるような太陽、身体を伝う汗、メイクさんが用意してくださった保冷剤。
誰も焦らず、1日じっくりと探っていく。
こんな現場があるんだな。日が優しくなった帰り道、何か大きなものに包まれているような気持ちになりました。
観てみたかった、こんな綾瀬さん。やっぱりかっこよかった、大沢一菜さん。
『ルート29』楽しみにしていただけたら、うれしいです。

高良健吾(森の父役)

ロケ地には川が流れていて、待ち時間に川の横でみんなで小石を積み上げたり、積み上げた数を競ったりしました。
時間が経つと積み上げ方にそれぞれの個性が出てきたりして、積み上げられた小石があちこちにできました。
その光景を眺めていると、ふと作品の雰囲気を掴めた気がしました。
この世に決して定まらず、ふわふわ漂うような雰囲気というか。
今でもその光景は鮮明に思い出す事ができるので、とても印象的だったのだと思います。
『ルート29』は不思議な話だけれどどこか懐かしさがあり、ぶっ飛び方になぜか親しみがある映画だと思います。
この作品を感じて頂けると嬉しいです。是非劇場にお越し下さい。

河井青葉(トンボの姉・亜矢子役)

撮影は暑い真夏の鳥取で夏休みの楽しい思い出のような記憶です。 演じているのは自分なのに自分じゃないような、ファンタジックな世界でものすごく現実を生きているような…不思議な感覚で忘れがたい経験になりました。 この不思議でユニークな物語がお客さまにどのように届くのか楽しみです。

【関連情報】
『ルート29』公式サイト
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