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福原遥、主演ドラマ「透明なわたしたち」が9月ABEMAで配信決定!松本優作×藤井道人による社会派サスペンス

シネマトゥデイ 映画情報 2024年8月5日 15時0分

 福原遥が主演を務め、映画『Winny』『ぜんぶ、ボクのせい』の松本優作が監督・脚本、『ヤクザと家族 The Family』『正体』を手掛ける藤井道人がプロデュースするオリジナル連続ドラマ「透明なわたしたち」(全6話)が、9月16日夜11時よりABEMAで配信されることが決定し、メインビジュアルと特報映像が公開された。

 本作は、東京と富山を舞台に、「どこか居場所がないと感じてしまう20代の若者の“今”を切り取る作品」をテーマに、社会派の作品を多く扱う2人の監督が完全オリジナル脚本にて制作した社会派群像サスペンス。2024年渋谷、身元不明の青年が、ある凶悪事件を引き起こす。週刊誌ライターの碧は、事件の犯人が高校の同級生ではないかと気付き、疎遠になっていたかつての仲間たちと再会。高校時代を回想しながら、真相を追いかけていく。

 新聞記者になりたかった週刊誌ゴシップライター・中川碧を福原、東京で夢敗れ地元に戻って結婚した一児の母・齋藤風花を小野花梨、渋谷の片隅で闇バイトに手を染める男・喜多野雄太を伊藤健太郎、順風満帆な渋谷のスタートアップ企業のCEO・高木洋介を倉悠貴、そして女優の夢を抱きながら恵比寿のクラブで働くホステス・桜井梨沙を武田玲奈がそれぞれ演じる。

 主演の福原は、本作について「自分にとっての正義とはなんなのか。自分はどう生きていきたいのか。をとても考えさせられる作品」と語り、松本監督については「松本監督について行けば大丈夫!という絶対的安心感があり、身を委ねながらとても楽しく撮影させていただきました!」とコメントを寄せた。

 公開された特報映像は、渋谷スクランブル交差点にて起きた凶悪事件のシーンと、登場人物たちの葛藤を抱く表情からはじまり、それらに繋がる高校時代の出来事にさかのぼっていく展開に。また、メインビジュアルは、2000年代生まれの若手写真家で、藤井監督映画『最後まで行く』のビジュアル撮影を担当した増田彩来が、今では珍しいフィルムカメラにて撮影を敢行し、「なぜ君は凶悪犯になったのか」のコピーとともに、本作の世界観に彩りを添えている。(高橋理久)

キャスト5人と松本監督のコメント全文は以下の通り。

福原遥(中川碧 役)

ードラマについて
周りと自分を比べてしまったり、自分に自信が持てなかったり、自分は何者なのか分からなくなってしまったり、そんな若者の葛藤や苦しさを、とてもリアルに繊細に映し出している作品で、自分にとっての正義とはなんなのか。自分はどう生きていきたいのか。をとても考えさせられる作品だと思いました。

ー松本監督について
松本監督について行けば大丈夫!という絶対的安心感があり、身を委ねながらとても楽しく撮影させていただきました!この作品に対して、そして現場に対しての愛を日々ものすごく感じ、今回ご一緒させていただけてとても嬉しかったです。

小野花梨(齋藤風花 役)

ードラマについて
初めて台本を読んだとき、被害者、加害者、悪人、善人など人や事柄の白黒を断定しない描き方に自分の未熟さを許して頂いたような愛情を感じました。
他者を許すことは自分を許すことになるということ。そして白でもない黒でもない、グレーの部分に目を背けず向き合うことが混沌とした世の中を生き抜くヒントになるのではないか。そんな思いでこの作品に参加させていただきました。

ー松本監督について
松本監督は優しい中にも芯があり、対話を諦めず寄り添い続けてくださる愛情深い方でした。
時には共に悩み、時には共に遊んでくださり、立場は違えど同じ作品を作っている仲間だという安心感を与え続けてくださいました。
そんなチームの一員になり風花という役を演じさせていただいた時間は喜びでいっぱいの温かい思い出です。

伊藤健太郎(喜多野雄太 役)

ードラマについて
台本をいただいた時、すごく色んなことを考えました。
自分の学生時代のこと、今の自分のこと。おそらくこの作品を今の時代に送り出すことで、救われる人もいれば苦しくなるような感情になる人もいると思います。
そんな中、自分が演じた喜多野という人物はすごく共感、理解できる人が多いキャラクターだと思います。
セリフのないお芝居は非常に難しかったですが、自分なりの解釈で演じましたので、ぜひ見届けていただけたらうれしいです。

ー松本監督について
松本監督とは今回が初めてで、比較的年齢も近くて色んなお話ができました。
監督の作る世界観、そして現場が大好きになりました。作品を通して色んな感情を巻き起こしていただけたらと思います。お楽しみに!

倉悠貴(高木洋介 役)

初めて脚本を拝見して、これは"今"描くべき作品だなと直感しました。
監督を務める松本優作さんとは以前からご一緒してみたいと思っていたので、光栄に感じています。松本さんの作品にかける情熱と丁寧で繊細な演出には何度も助けられました。
自分が演じた高木という役は一見すると順風満帆で社会という枠組みの中での成功者のようです。
その中で彼や、彼らはどんな想いを抱えて生きているのか。登場人物の誰かしらに共感しながら見ていただきたいです。

武田玲奈(桜井梨沙 役)

ードラマについて
「私は何者なんだろう」とか「夢」とか色々考える思春期。そんな、社会が見え始めた時期の青年たちの物語です。
現代のリアルな悩みや葛藤が詰まっているなと思います。同じ悩み持つ若者、自分の子供が思春期の親世代。
様々な方に見ていただきたいです。
そして、作品を通して観て頂いた方に寄り添えたらなと思います。

ー松本監督について
初めてご一緒させていただきました!
とても丁寧に進めてくださって、私たちにもしっかり向き合ってくれて、意見などもちゃんと聞いてくださり、一緒に作品を作るのが楽しかったです!

松本優作監督

このたび、オリジナル作品の連続ドラマで全話監督・脚本を初めて務めさせていただき、本当に感謝しています。
自分にとって一生忘れることができない大切な作品となりました。
現代社会を生きていく中で、生きづらさを感じている人はたくさんいると思います。理想と現実とのギャップに苦しみ、自分の居場所がわからない。僕自身もずっと悩んできました。自分らしく生きることが難しい今の時代に、届けたい作品ができました。
主演の福原遥さんは、いつも周りのキャストやスタッフを気にかけていて、本当に主演の器がある素晴らしい方だと思いました。現場を静かに引っ張ってくださり、僕自身何度も助けられました。本当に感謝しています。小野花梨さんは芝居の怪物だと思います。圧倒的な演技力で役に入り込む姿に、魅了されました。伊藤健太郎さんは、瞬時に状況を判断して正解を導く察知力の怪物です。伊藤さんの察知力には脱帽です。倉悠貴さんは本当にチャーミングで愛おしく、唯一無二の俳優さんです。常に一生懸命な姿に、元気付けられました。武田玲奈さんはどれだけ大変な現場でも、いつも冷静沈着です。真っ直ぐにお芝居に向き合う姿は、まさにプロフェッショナルそのものです。
こんなにも素晴らしく、今もっとも勢いのある 20 代の実力派俳優の皆さんとご一緒でき、とても光栄でした。自分自身たくさんの学びがあり、改めて感謝の気持ちを伝えたいです。最後に、本作に携わって下さった全てのキャスト、スタッフ、関係者の皆様、本当にありがとうございました。僕自信、至らぬ点も多々あったかと思います。大変な現場だったと思います。それでも最後まで全力で駆け抜けてくださり、本当にありがとうございました。自信を持って送り出せる最高のドラマとなりました。是非、たくさんの方にご覧いただけると嬉しいです。

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「透明なわたしたち」公式サイト
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【画像】「透明なわたしたち」キャラビジュ
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